美容師たちの日々の戦い、成長、出世を描く舞台『クレスト☆シザーズ』が5月10日(木)に開幕する。

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原作はマンガ配信サービス「GANMA!」で連載中のhekiyuによる同名漫画。カリスマの紋章(クレスト)を追い求める美容師たちが集うヘアサロン『ハイクレスト』を舞台に、ひょんなことからそこで働くようになった元ホストの主人公・新田勇希がトップスタイリストを目指す姿が描かれる。脚本・演出は山本こうき(劇団PU-PU-JUICE)。

人生に負け続け、金も希望もない元ホストの主人公・新田勇希を演じる赤澤遼太郎と、勇希の憧れの先輩・戸川那智を演じる松田岳に話を聞いた。

色とりどりの髪色のキャストが並ぶ派手なビジュアルが印象的だが、「本人にとっては重要な、だけど事件としてはすごく繊細な出来事がたくさん起きる物語」(松田)、「人間のリアルな内面を描く、小劇場チックなお話だなと思います」(赤澤)とふたりが語るように、描かれるのは人間関係とそこから生じる変化。「演出の山本さんは“嘘をつかないで”とよくおっしゃいます」(赤澤)と、心の動きを大切にしながら稽古を進めているという。

自身の役柄について赤澤は「勇希は人が大好きで素直。天真爛漫な人間です。だけど、その“人を好きな気持ち”は今までずっと受け止めてもらえなかった人で。だからどんどん自分に自信がなくなっていったんですよね。だからこそ『ハイクレスト』で自分が受け入れてもらえた喜びは大きかったと思います」。松田は「僕が演じる那智は、新田勇希のサクセスストーリーにとってすごく重要な存在。だから彼にとってどういう人間であるべきかを考えます。憧れの先輩って大事だし、そう思われるような人でありたいと思います」と語り、ナンバーワン美容師役として「美容師さんが配信しているカットの動画を見ながら、ずっと練習しています。今日の前髪は自分で切りました(笑)」と役作りに余念がない。

松田が「舞台のキャッチフレーズに“綺麗になるまで帰さない…”とありますが、“そんなことできるの?やってみんしゃい!”みたいな感じでもいいので(笑)、ぜひ観に来ていただきたいです。僕らが熱を込めた作品をお届けします!」。赤澤が「美容師の話ですが、いろんな人に刺さる物語だと思います。綺麗になるのはどこなのか、“こういうことだったんだ!”と納得すると思いますので、ぜひそこに期待してお越しください!」と語る公演は、5月10日(木)から13日(日)まで東京・サンシャイン劇場、5月17日(木)から19日(土)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて。

取材・文:中川實穗

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