「Leap Motionコントローラー」を手にしたマイケル・バックワードCEO(右)と堀江貴文氏

BBソフトサービスは、3月11日、東京・秋葉原UDXで次世代インターフェース「Leap Motionコントローラー」のスペシャルイベントを開催した。

「Leap Motionコントローラー」は、空中でのユーザーの手と指の動きを検知して、直接PCを操作できる3Dモーションセンサデバイス。赤外線センサが、本体を基点に上60×左右60×奥行き60cmの逆ピラミッド型の空間で手と指の動きを認識し、最大100分の1mmの精度で追跡する。ウエブサイトの閲覧や音楽の再生・演奏、ゲームやペイントなど、さまざまな場面で活躍する。USB接続するだけで、ほとんどのPCで利用することができ、「Leap Motionコントローラー」を内蔵するPCもすでに発売されている。

スペシャルイベントの冒頭、国内総代理店であるBBソフトサービスの瀧進太郎COOは、「楽しいソリューションをもたらしてくれるすぐれた技術と確信して、日本に持ってきた。発売から3か月がたち、すでに多くのユーザーに新しい入力デバイスを体験してもらっている」と挨拶。次世代の入力デバイスが実現する未来への期待を語った。

イベントの目玉は、米Leap Motionの共同設立者であるマイケル・バックワードCEOと堀江貴文氏による対談だ。「Leap Motionコントローラー」を実際に体験して衝撃を受けたという堀江氏が、バックワードCEOに質問するかたちで、まだ黎明期にあるジェスチャー入力デバイスの普及や将来のビジョンについて意見を交わした。

「テレビのチャンネルが大嫌い」という堀江氏は、「PCだけでなくテレビにも『Leap Motionコントローラー』を搭載する需要はある」と提案。「携帯電話にはキーボタンがついてあたりまえという時代があったが、iPhoneがその常識を覆した。テレビもチャンネル操作があたりまえで最適な方法とは限らないはず」と、イノベーションについての持論を展開した。

バックワードCEOは、「PCにとどまらず、『Leap Motionコントローラー』を広い用途に活用したいという思いはもっている」と回答し、「クルマに搭載することで、後部座席の人もカーオーディオや空調をコントロールできれば便利。人々の生活がよりアクティブで快適なものになる使い方を考えていきたい」と今後のビジョンを語った。

会場では、「Leap Motionコントローラー」を活用した協力企業のコンテンツを展示。来場者は、3D模型の設計や直観的操作による演奏など、ジェスチャー入力デバイスが実現する未来をいち早く体験していた。