1997年にジュリア・ロバーツ主演で大ヒットしたロマンチックコメディ『ベスト・フレンズ・ウェディング』が、中国でリメイクされることになり、ソニー・ピクチャーズが発表した。ソニーが中国のプロダクション・カンパニーとパートナーシップを組んで製作するものだ。

ハリウッドにおける中国の重要度は増していく一方。今年も、まだ3月だというのに、中国でのハリウッド映画の興行成績は、すでに10億ドルを超えた。しかし、過去5年間の大ヒット映画トップ10を見ると、そのうち6作品が中国映画。ただ、この領域に入り込んでいかない手はないということで、近年、ハリウッドは、中国の会社と積極的に契約を結ぶようになってきている。

オリジナルの『ベスト・フレンズ・ウェディング』は、全世界で2億8700万ドルを売り上げた。監督はP.J.ホーガン。デビューしてまだ3年目だったキャメロン・ディアスが大きな注目を集めた作品でもある。

文:猿渡由紀