『ロボコップ』

名作SFアクション大作を“再起動”させる新作映画『ロボコップ』が本日から日本での公開をスタートしたが、かつて日本人が本作の監督候補に挙がっていたことが明らかになった。候補になったのは『呪怨』や『魔女の宅急便』を手がける清水崇監督だ。

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本作は、1987年に公開された傑作映画をスタッフ・キャストを一新して新生させる作品で、2028年のアメリカ・デトロイトを舞台に、勤務中に重症をおった警官アレックス・マーフィーが、巨大企業オムニコープ社のテクノロジーによって“ロボコップ”として生まれ変わり、凶悪な犯罪と予想外の問題に立ち向かう姿を描いている。

1987年版のロボコップは、シルバーのデザインで『宇宙刑事ギャバン』など日本の特撮ヒーローがデザインのヒントになっていたため、MGMのプロデューサー陣は日本人監督に新作を任せるべく清水監督に声をかけたという。その後、清水監督はMGMと数回に渡って交渉を行ったが結果的に話はまとまらなかった。その後、『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキーも候補になったが、最終的に『エリート・スクワッド』『バス174』で高い評価を集めているブラジル人、ジョゼ・パジーリャが監督に決定した。

結果的には清水監督版ロボコップは実現しなかったが、2014年版『ロボコップ』はすでに世界興収が2億2000万ドル(約224億4千万円)を突破しており、続編が製作される際には再び「日本人監督でロボコップを!」という声があがるかもしれない。

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