左から、中島淳彦、八坂沙織、駒田一、矢崎広 左から、中島淳彦、八坂沙織、駒田一、矢崎広

開幕を1週間後に控えたミュージカル『サ・ビ・タ ~雨が運んだ愛~』。3月14日、出演する駒田一、八坂沙織、矢崎広が都内にて「ホワイトデー稽古場イベント」を開催し、事前応募に当選したファン30名の前で舞台の1シーンを披露するとともに、意気込みを語った。

ミュージカル『サ・ビ・タ』チケット情報

『サ・ビ・タ ~雨が運んだ愛~』は1995年に韓国にて誕生、韓国のオリジナルミュージカルとしては最長ロングランを誇る人気作。日本では2008年に初演され、今回が4演目となる。それぞれ秘密を抱えた兄弟が7年ぶりに再会した場に、結婚カップルを歌と踊りで盛り上げる仕事をしている女の子が部屋を間違えて乱入してきたことから起こる騒動を、笑いあり涙ありで綴る物語だ。

今回は、2012年にも出演した戸松遥、佐々木喜英らの<TEAM H>に加え、ともに今回初参加となる八坂沙織、矢崎広らの<TEAM Y>の2チームで上演されるが、この日のイベントに登場したのは<TEAM Y>。2月までアイドルグループSUPER☆GiRLSのメンバーとして活躍、これがミュージカル初挑戦となる八坂は「ずっとミュージカルが大好きと公言していて、ミュージカルに出たいという私の夢を、心の底から応援してくれるファンの皆さんとメンバーに支えられて卒業した。応援してくれた皆さんに(この舞台で)恩返しがしたい」と意気込みを。矢崎も「ずっと舞台をやってきましたが、東宝さん(制作)のミュージカルに出るというのが夢だった。それがやっと叶いました」と出演への喜びを語った。

そして初演から兄・ドンウクを演じ、今回も両チームに出演するのがベテランミュージカル俳優、駒田一。「<TEAM H>は前回の経験を経て、“ぶっとび加減”など、いろんな意味で進化しています。<TEAM Y>は演出の中島さんがこのふたりのすごくいいところを引き出してくれて新しい『サ・ビ・タ』が出来ています。私自身も向こうではお父さんっぽく、こちらではお母さんっぽいといったように作っています。ぜひ期待して観に来ていただければ」と2チームの魅力をアピール。演出の中島淳彦も「実にシンプルなストーリーで、そこにお客さんが参加してハッピーエンドに向かって作り上げていくという面白さ、楽しさがこの作品の魅力。4回目を迎え、色々な面が深まった」と作品の熟成ぶりを語った。360度演技エリアの円形劇場で、至近距離でアットホームに繰り広げられるミュージカル。2チームそれぞれの魅力も堪能したい。

公演は3月20日(木)から4月6日(日)まで東京・青山円形劇場にて。その後4月11日(金)・12日(土)に東京・かめありリリオホール、4月15日(火)・16日(水)に大阪・サンケイホールブリーゼでも上演される。チケットはいずれも発売中。

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