ぬいぐるみ専門の旅行代理店「ウナギトラベル」が主催する観光ツアーの一環として、2014年1月30日(木)に「東急東横線・旧渋谷駅」「東急百貨店東横店東館」など、立ち入りを制限している渋谷駅周辺の解体現場を見学するツアーが実施された。

渋谷文化プロジェクト編集部では、ぬいぐるみたちが参加したツアーに同行取材し、その当日の模様や解体工事の進捗状況をレポートします。

 

ウナギトラベル主催「渋谷駅周辺 解体工事見学ツアー」

※開催日:2014年1月30日(木)

※参加者:6体(まんちゃん、ぴよちゃん、なこさん、あまゆめさん、まごころさん、アーサーさん)

※ガイド:東急電鉄・渋谷開発事業部・篠原洋輔さん

※コース:東横線・旧渋谷駅/東急百貨店東横店東館の解体工事現場

当日は小雨が降る悪天候の中にもかかわらず、ツアーには富山から来たまんちゃん、ぴよちゃん、茨城から来たなこさん、大阪から来たあまゆめさん、まごころさん、埼玉から来たアーサーさんら、全国から申し込みのあった6体のぬいぐるみたちが渋谷駅東口に集合。

やや緊張した面持ちのツアー参加者たちは、おそろいのオレンジ色の作業着とヘルメットを着用し、危険を伴う解体工事現場への見学に向けて準備万端!いよいよ中へ。

現場内では工事に携わる東急電鉄・渋谷開発事業部・篠原洋輔さんがツアーガイドを担当。解体工事のスケジュールなどの説明を聞きながら、約1時間にわたるツアーが行われた。では、その模様の一部をのぞいてみましょう。

 

地下に渋谷川、地上に3路線が立ちはだかる、日本一難しい解体工事への挑戦!

東横線・旧渋谷駅ホーム。横に走るのは首都高速。
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ツアー参加者:渋谷駅周辺の解体工事の工程を教えてください。

篠原さん:はい。昨年3月15日に東急東横線・渋谷駅の地上駅舎が営業を終了、また3月末には東急百貨店東横店東館も閉館しました。あれから早1年が経ちますが、現在の解体工事の進捗状況をお話しますね。

まず、ここが東横線のプラットホームがあった場所です。シンボル的な存在であった「かまぼこ屋根」が完全に撤去され、この先に駅上を走る高速道路が丸見えになっているのが、よく分かりますね。

ツアー参加者:うん、うん

篠原さん: 電車が走っていた線路のところを現在トラックが乗り入れ、瓦礫を積んで運び出しています。今後、駅跡地は更地にして高さ約230m超高層の建物が建設される予定です。

ツアー参加者:すごい、ヒカリエ(約183m)よりも高いんだ!工事はとても大変そうですねー。
 

篠原さん:渋谷駅の解体は日本一難しい工事なんです。地下に渋谷川、地上にJR山手線・埼京線、東京メトロ・銀座線の3路線、さらには東口とハチ公側を結ぶ通路も生かしたままで工事を進めなければならず、一気に壊せばいいものではないんですね。

特に地下が大変ですね。もともと渋谷の谷地なので、地下水位が高くてちょっと掘ると水が出てくきます。おそらく作るときは相当苦労したと思うのですが、壊すのはもっと労力がかかります。

ツアー参加者:工事現場では、どの位の人たちが働いているのですか?

篠原さん:この後に見学に行く東急百貨店東横店東館の解体工事には1日100人ぐらい、昼夜交代で24時間の作業員が動き続けています。

ツアー参加者:えー、24時間!! お疲れさまです。