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中国で観客動員1000万人突破の大ヒットを記録したジェット・リー主演の『ドラゴン・コップス-微笑捜査線-』が21日(金)より公開されるのを記念して、リーのインタビューコメントが届いた。

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本作は、アジアを代表するスター、ジェット・リーと新星ウェン・ジャンが共演するスーパーポリス・アクション大作。すべての被害者が“微笑”を浮かべているという奇妙な共通点を持つ連続殺人事件に挑む香港警察のベテランと新米刑事の奮闘を描く。

『少林寺』でデビューし、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズやハリウッド大作『エクスペンダブルズ』に出演するなど数多くの代表作を持つ“中国武術界の至宝”ジェット・リー。本作でも、定年間近でやる気ゼロだがクンフーだけは神技級のベテラン刑事を演じ、痛快なアクションを披露している。しかし、彼は「これまでは激しいアクションをこなすことが求められていたし、完璧なクンフーの達人を自分でも演じてきた。しかし近年は、よりドラマ性の高い役を求め、自分の将来にも意義ある役を演じたいと思っている」と心境の変化を口にする。

彼の言葉通り、近年公開された『海洋天堂』ではアクションを封印し、自閉症の息子を育てるシングルファザーを演じ、確かな演技力を見せた。本作では『海洋…』で父子役で共演したウェン・ジャンと再共演している。リーは「彼と一緒にいるのがとても楽しいんだ。今回出演したのはウェンと共演できるからだよ。彼のキャリアはまだ始まったばかりだ。これからのためを思って、英語の先生をつけて語学勉強も勧めているんだけど、なぜだかやらないんだ。この先、中国映画市場が3000億から5000億の興収規模になった時、ハリウッドからたくさんの脚本が届き、躍進するチャンスも増えるだろうと思っているんだけどね」とその才能を絶賛し、父親のような顔を見せる。

今後の活動についてリーは「慈善活動をメインにして、映画はチャリティーの合間に、今後もこのスタイルを継続していくつもりだ。だが、今のところ俳優業を引退するつもりはなく、映画の出演料はチャリティーに注ぎこみたいと思っている」とコメント。2004年のスマトラ島沖地震・津波の後に設立した慈善団体“壹基金”をさらに発展させながら、スクリーンでは引き続き、華麗なアクションを披露してくれそうだ。

『ドラゴン・コップス-微笑捜査線-』
3月21日(金・祝)よりシネマート六本木&シネマート新宿ほかロードショー