この8年間、いい意味で変なプレッシャーもなく、AKB48グループをやってこられたのは、よかったと思っています。私は、センターというポジションではないけど、もし、センターに立ったら、その人にしか分からないプレッシャーって、スゴくあると思うんです。

もちろん、センターになりたくなかったわけではなくて。後列であっても「前に行きたい!」っていう、くやしい気持ちも持ってます。でも、「自分はここのポジションなんだ」っていうのもしっかり認めるのも大事だと思うんです。

そうして、あせらずに着実に進んでいった結果が、この舞台が決まったことであったり、赤坂ACTシアターに立てたことだと思ってるんです。時間はかかっちゃうかもしれないけど、時間がかかればかかるほど、喜びも大きいんだと思います。

――コツコツ時間をかけても、いつか花を咲かせる。真面目にやるってカッコいい、と風間俊介さんとのエピソードでも、そういうお話が出ましたよね(第46回)。

そうですね。一つのことに一生懸命になることが素敵だな、って舞台をさせていただいて、何度も思わせてもらってます。

――真面目過ぎて、バラエティーに出ても面白いことが言えないのが嫌だった、もっとトンチンカンな生き方をしたかった。でも、舞台の共演者の方々に出会って、その考えが変わって、真面目に一生懸命取り組む人はカッコよくて、魅力的だというお話もありました。

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