『1/11 じゅういちぶんのいち』試写会の模様

若手俳優集団D-BOYSの池岡亮介が20日に都内で行われた主演作『1/11 じゅういちぶんのいち』の集英社連合試写会に、共演する竹富聖花、工藤阿須加、阿久津愼太郎、上野優華、メガホンを執る片岡翔監督と共に出席。池岡にとって初めての主演作だが「プレッシャーはあまりなかった。チームを引っ張ってくれる阿須加君、現場を盛り上げてくれる阿久津君がいたし、竹富さんと上野さんには癒されていた」と共演者に感謝の意を表した。

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本作は、ジャンプSQ.に連載されている中村尚儁(なかむらたかとし)氏の人気コミックを映画化した作品。一度は捨てたサッカーへの情熱を再び取り戻す少年・安藤ソラ(池岡)が、女子サッカー日本代表の若宮四季(竹富)との出会いをきっかけに、諦めかけた夢に再び向き合う姿をドラマチックに描く。

竹富は「インサイドキックを3時間練習した」と役作りを明かし、「卒業や入学など環境が変わり、新しいことに挑戦する季節。この映画を観て、もっと頑張ろうと思ってもらえれば」とアピール。元プロ野球選手・工藤公康の長男である工藤阿須加は「最初、俳優の道は父に反対された」というが、「今は何も言わず見守ってくれる。妹や弟はダメ出ししてきますけど」と話していた。

また、サッカー部マネージャー役の上野は、本作の主題歌も歌っており「曲から誰かを応援したいという気持ちを感じ取ってもらえれば」。阿久津は「僕の周りには笑顔があふれていた(笑)」と自身のムードメーカーぶりをアピールしていた。

本作が商業映画デビューとなった片岡監督は「初めての長編をフレッシュな面々が揃い、サッカーと同じく“チーム力”で撮りあげることができた。中村先生の想いを引き継いだつもりなので、ご覧になる皆さんにも伝われば」と熱弁。舞台あいさつにはレポーター役で特別出演した元なでしこジャパンの大竹七未が駆けつけた。

『1/11 じゅういちぶんのいち』
4月5日(土)からシネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ川崎ほか全国公開