『オー!ファーザー』の(左から)忽那汐里、河原雅彦、岡田将生

第6回沖縄国際映画祭は21日に宜野湾市コンベンションセンターで行われたレッドカーペットに続き、23日にも那覇市国際通りにて華やかなパレード走行とレッドカーペットイベントを開催。夏を思わせる日差しがさんさんと降り注ぐなか、沿道だけでなく周囲の店舗の階段などにも多くの人だかりができ、ゲストたちが観客たちの大歓声に応えながら歩いた。

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なかでも悲鳴に近い黄色い声が響き渡ったのが、伊坂幸太郎の小説を映画化した、特別招待作品『オー!ファーザー』で主演を務める岡田将生がオープンカーから降り立ったとき。花柄模様のスーツで決めた岡田は、ちょっとはにかんだ笑顔でファンたちに手をあげながら、映画祭の雰囲気を堪能。同作からは、共演の忽那汐里、佐野史郎ほか豪華俳優陣も参加し、そこに名を連ねる宮川大輔にも幾度も声がかかっていた。

そして岡田に勝るとも劣らぬ歓声を集めたのが、『ピラメキ子役ものがたり~子役に憧れるすべての親子のために~』の鈴木福。共演の金田哲(はんにゃ)らに囲まれながら笑顔を振りまき、根強い人気を証明。『サンブンノイチ』に出演の田中聖にも、温かな拍手と歓声が飛び、田中も顔をほころばせながら握手やサインに応じていた。

また国際映画祭らしく外国からも大物ゲストスターが。『ジャッカス』映画版の第4弾、『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』で製作・脚本・原案・主演を兼ねるジョニー・ノックスヴィルだ。アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞にもノミネートされた本編の86歳のスケベなじいさん姿ではなく、43歳の素顔で登場。スーツに身を包んだ姿はコメディアンには見えぬ二枚目ぶりだった。

映画上映をはじめ、お笑いライブや音楽ライブなどで沖縄全島を盛り上げてきた今年の沖縄国際映画祭は24日に閉幕。6回を重ね、勢いを増している同映画祭。来年以降も観客と一体となった独自のスタイルで楽しませてくれるに違いない。

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3月24日(月)まで

取材・文・写真:望月ふみ