【W杯】ベルギー代表の“危険な男”エデン・アザールが観客を魅了するワケ

2014.4.4 13:10

20歳でフランスの頂点に立ち、リーグ最優秀選手の称号を手にしたエデン・アザール。そして彼は、2012年夏にドーバー海峡を渡りイングランドに新天地を求めた。スピードあふれるプレーとボールコントロール、そして希有な攻撃センス。台風の目ベルギー代表のエースとは、いかなるフットボーラーなのだろうか。

Photo by UNIPHOTO PRESS

Eden HAZARD
エデン・アザール(チェルシー/ベルギー代表)
1991年1月7日生まれ。4人兄弟の長男で、両親や兄弟もサッカー選手というフットボール一家に育つ。フランスでは年間最優秀選手賞など、複数タイトルを獲得。

PLAYING CAREEA
2007-2012 Lille(FRA)
2012- Chelsea(ENG)

 

相手を恐れさせ、観客を魅了するベルギー代表の“危険な男”

20歳でフランスの頂点に立ち、リーグ最優秀選手の称号を手にしたエデン・アザール。
そして彼は、2012年夏にドーバー海峡を渡りイングランドに新天地を求める。
スピードあふれるプレーとボールコントロール、そして希有な攻撃センス。
台風の目ベルギー代表のエースとは、いかなるフットボーラーなのだろうか。

 

最高の血脈と家庭環境が、類い希なる攻撃センスを育んだ

エデン・アザールのプレーを見ると、「とにかく速い」という印象が強く残る。単に足が速いということではない。彼より50メートル走のタイムがいい選手はたくさんいるだろう。ドリブル、ターン、切り返し、足さばき、相手の隙を見つけた瞬間の急加速。ボールを持ったときの動きの機敏さは、リオネル・メッシにも決して負けていない。

そのスピード感を別の言い方で説明するなら、「トップスピードで動きながら正確にボールが扱える技術」が正解だ。ボールをコントロールしながら、ボールを持っていないときと同じ速さで動くことは大抵の選手にはできない。だが、彼にはそれができる。抜群のスキルを持つアザールは、身体能力の100%を解放しても、ボールタッチが決してブレない。だから対峙するDFはその速さについていけない。“名は体を表す”とはよく言ったもので、相手にとって彼ほど「Hazard(危険)」な選手はいない。

スキルをさらに際立たせる“アドリブ”の力も目を見張る。ヒールキックからラボーナまで、意外性のあるトリックプレーで魅せてくれるが、それらは決して見せ物ではなく、相手を出し抜く効果的な手段として繰り出される。状況に応じて遊び心を表現できるのは、アザールが類い希なサッカーセンスを持っている証拠だろう。

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