左から、的川泰宣JAXA名誉教授、星出彰彦JAXA宇宙飛行士、田中裕二、太田光 左から、的川泰宣JAXA名誉教授、星出彰彦JAXA宇宙飛行士、田中裕二、太田光

今夏、千葉・幕張メッセで開催される宇宙イベント「宇宙博2014-NASA・JAXAの挑戦」の記者発表会が3月24日、都内で行われ、公式サポーターに就任した爆笑問題のふたりが会見に出席した。

「宇宙博2014-NASA・JAXAの挑戦」チケット情報

爆笑問題・田中裕二は船内宇宙服、太田光は重量およそ10kgの船外宇宙服のレプリカを着用して登場。太田は足元をふらつかせながら「すでに肩が痛い」とぼやき、「レプリカなんだから、もっと軽いの作れ」と早速毒づいた。ふたりは、同博総合監修の的川泰宣JAXA名誉教授、星出彰彦JAXA宇宙飛行士をまじえ、「爆笑問題の宇宙教室」と題してトークセッションを開催。

国際宇宙ステーション(ISS)の暮らしぶりに興味を示した太田は「食事は美味しくないんでしょ」「トイレは臭わないんですか」など矢継ぎ早に質問。星出宇宙飛行士は「美味しいですよ。種類も豊富で、日本食もあります」。トイレにはファンがついていて、吸い込むようになっているそうで「ふたを開ける前に必ずファンのスイッチを入れるよう訓練で注意されます」と答える。太田は「それを忘れると、中から飛び出してきちゃうこともある? 最悪の事件だ。『アポロ13』以来の危機ですね」と楽しそう。また、太田は“火星”と引っかけた下ネタなどを連発、司会進行のNHK久保田祐佳アナに「放送でなくてよかったです」とたしなめられるひとコマも。

一方田中は「TV番組で我々が宇宙から中継なんてことも実現できるでしょうか」と質問。的川名誉教授は「そんな時代が来ると思います。今、アメリカでは民間企業が宇宙へ人間を運ぶ事業に力を入れていますので」と答えると、太田は「(そんな時代に)間に合いたいねえ」としみじみ話していた。

同博は、オランダ、スペイン、トルコなどを巡回したアメリカ航空宇宙局(NASA)公認の「NASA展」と、日本限定の「JAXA展」を同時開催する国内最大級の宇宙イベント。現在火星で活動中の探査車「キュリオシティ」のNASA製作実物大のモデル機を米国外で初展示するほか、ISSの日本実験棟「きぼう」実物大モデルの内部に入れる体験型展示など、展示品400点が一堂に会する。

「宇宙博2014-NASA・JAXAの挑戦」は7月19日(土)から9月23日(火・祝)まで千葉・幕張メッセ 国際展示場 10・11ホールにて開催。チケットの一般発売は4月1日(火)午前10時より。お得な夏得ファミリー券や、海洋堂の企画制作のもと、火星探査車「キュリオシティ」、小惑星探査機「はやぶさ」など全6モデルを精巧にミニチュア化した宇宙博2014限定カプセルフィギュア付きのセット券も販売。