(左奥から)阿部寛、上戸彩、(手前)琴欧洲関

俳優の阿部寛が26日、都内で行われた主演作『テルマエ・ロマエII』の完成披露イベントに出席し「前作以上にスケールアップしている」と自信のアピール。本作に特別出演し、先日引退を発表したばかりの元大関・琴欧洲関も駆けつけ、「自分は横綱になれなかったが、ぜひ今年の映画の横綱になってください」とエールをおくる場面も。2012年に公開された前作『テルマエ・ロマエ』は、興行収入59.8億円の大ヒットを記録している。

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前作で古代ローマ人を熱演し、第36回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した阿部は「前回は自分が役になりきれるか心配だったが、今回はもう迷いなし。面白いことを追及できた」と手応え十分。琴欧洲関から「顔の濃さでは、阿部さんに負けている」と称賛を受けると、まんざらでもない表情だった。

斬新なテルマエ(=浴場)を作ったことで一躍人気者になった古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部)が、コロッセオに剣闘士を癒すためのテルマエ建設を命じられ、再び現代日本へタイムスリップする。

イベントには阿部と琴欧洲関に加えて、“平たい顔族”の真実を演じる上戸彩、宍戸開、竹内力、菅登未男、武内英樹監督が出席。上戸は、阿部との混浴シーンに触れ「だらしない背中をお見せしてしまって…。ちゃんとジムに行けば良かった」と反省しきり。宍戸は「ブルガリアヨーグルトを楽しみにしていたが、どこにもなかった」とブルガリアでのロケを振り返った。

武内監督は前作からの続投で「前回、海外の映画祭にもたくさん呼んでいただき、お風呂文化に興味を持ってもらった。今回は相撲や名湯も盛り込み、より楽しんでもらえるはず」と海外に向けたアピール。「前作に比べて、3割増しで笑いがあります」と話していた。

『テルマエ・ロマエII』
4月26日(土)全国東宝系にてロードショー

取材・文・写真:内田 涼

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