~地域の魅力を再発見。地域に“愛着”を~

 北海道・檜山振興局では、関係人口の創出・定着や移住定住の促進にむけた取組を進めており、その一環として、管内の道立高校と連携し、学校と地域の結びつきを強めることで、学生の地域への愛着(シビックプライド)を醸成し、地域への定着や将来的なUIJターン等による関係人口の創出・定着を目指す「地学協働」の取組を進めています。

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地学協働とは
 北海道では、地域学校協働活動を「地学協働」と称し、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働する活動を積極的に展開し、地域と学校のWin-Winの関係構築を目指しています。
 地学協働は、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるために、地域と学校が連携・協働して行う様々な活動であり、子どもの成長を軸として地域と学校が意見を出し合い学び合う中で、地域住民のつながりが強くなり、自立した地域社会の基盤の構築・活性化につながります。
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■令和5年度の歩み
 令和5年度は、北海道上ノ国高等学校と連携し事業を実施しました。

●キックオフミーティング  日時 : 令和5年7月18日(火)
  会場 : 上ノ国高校 体育館
  講師 : 株式会社Prima Pinguino
       代表取締役 藤岡 慎二 氏



講演会の様子


アイスブレイクとして行われた課題解決体験 『私たちは何を、なぜ学ぶのか』という演題のもと、生徒が様々な社会課題に向き合い、これからの地域社会の在り方について考える機会の創出を目的とした講演会を開催しました。地域の諸問題は他人事ではないことを実感したという声が多く集まったほか、上ノ国町の関係者からは、高校の探究学習をとおした町の魅力化に可能性を感じたという声もあり、地域と学校の連携の第一歩となるような講演会となりました。



●マチ×ヒト 協働みらい会議  日時 : 令和5年8月23日(水)
  会場 : 上ノ国高校 体育館



会議の様子

活発な意見交換が行われました 上ノ国高校の1学年生徒と、地域で活躍する様々な分野の方を招き、生徒が多角的な視点で改めて町と向き合い学び合う会議を開催しました。「上ノ国町をよりよい町にするには、自分には何ができるか」というテーマのもと、地域の大人達に刺激され、活発な意見交換が行われ、お互いの顔が分かる関係づくりの構築や、町をきれいにするといった意見のほか、SNSを活用した町の魅力の情報発信といった若い視点での意見もあがりました。



●地域コーディネーターに係る講演会
 日時 : 令和5年9月27日(木)
 会場 : 上ノ国高校 コンピューター室
 講師 : 元上士幌町教育委員会生涯学習課 地域協働専門員 明石 穂乃香 氏
      北海道上士幌高等学校卒業生 齊藤 香暖 氏

 上ノ国高校の教職員を対象に、地域に関わることで探究的な学びに対する理解を深め、地域と学校がそれぞれの立場で自分事として取り組む意識を向上させるための講演会を開催しました。実際に探究学習に携わっていた両氏ならではの講演に対して活発な意見交換が繰り広げられました。
●地学協働に係る講演会
 日時 : 令和6年1月29日(月)
 会場 : 上ノ国高校 体育館
 講師 : 株式会社日本総合研究所 主席研究員 藻谷 浩介 氏

 『里山資本主義』『デフレの正体』等の著者である藻谷浩介氏を招聘し、「令和時代を幸せに暮らせるのはどんな人か~都会と正反対の上ノ国町で育つ意味~」という演題のもと、
これからの時代を生きる生徒に、希望を持って地域づくりの主体者として生きる当事者意識を涵養するための講演会を開催しました。事業の集大成にふさわしい、上ノ国町の魅力を再発見したという声が多く集まる講演会となりました。
■令和6年度に向けて
 令和6年度も、引き続き管内の道立高校と連携し、檜山という全道で最も小さい振興局だからこそできる、生徒が地域の魅力を再発見し、地域への愛着を持てるような事業を展開していきます。
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