「ドラゴンスピーチ11」と(右)「Leap Motionコントローラー」

PCの入力はマウスやキーボード、という時代はもはや過去のものになりつつある。最近は、ジェスチャーや声によって操作できる次世代のインターフェースが続々と登場。こうした新しい入力デバイスは、これまでの作業をよりスピーディに、より効率的に革新する。ハンズフリーなので、これまで考えもしなかった場所・場面で利用できるのだ。

「まだまだ実用的じゃないのでは?」と半信半疑の人は、ぜひ一度、最新の次世代入力デバイスを体験してほしい。想像以上の精度と使い勝手のよさに驚くはずだ。今回は、BBソフトサービスの3Dモーションコントローラー「Leap Motionコントローラー」とニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパンの音声認識ソフト「ドラゴンスピーチ11」を紹介しよう。

ユーザーの手と指の動きを感知して、直接PCを操作できる3Dモーションセンサデバイス。本体を基点に、上60×左右60×奥行き60cmの逆ピラミッド型の広い空間の動きを認識して、最大100分の1mmの精度で追跡する。Windows/Macの両方に対応し、USBで接続するだけですぐに利用できる手軽さも魅力だ。

専用ストア「Airspace」では、ウェブサイトの閲覧からアート制作まで、幅広い用途のアプリを150タイトル以上用意。実際にGoogle Earthを操作したところ、直感的に思い通りの指示が出せ、没入感はこれまでのマウス操作とは段違い。手のひらの傾きや動かす速度まで精密に読み取り、まるで空を飛んでいるような心地よさで地球探索が楽しめた。

世界シェアNo.1の音声認識・入力ソフト。搭載辞書約100万語の高精度認識能力をもち、正確に音声をテキスト化する。付属のヘッドセットで直接入力したデータだけでなく、ICレコーダーやiPhoneで録音した音声ファイルにも対応。会議記録やインタビューの文字起こしにも最適だ。

驚いたのが、漢字や記号を自動変換する能力の高さ。例えば、「エーケービーフォーティーエイト」と発音すれば、即座に「AKB48」と正確に入力してくれる。音声による指示だけで文字修正、スクロールにも対応するので、慣れてしまえば、キーボードやマウスを使わずにテキストを作成することだってできる。