2012年をいかがお迎えでしょうか?
東京小猫商会メンバーにして
クリアホルダー鑑賞評論家のウイノでございます。
今回の文房具コラムでは、
新年の寿ぎといたしまして
縁起文具を話題としてみたいと思います。
言うまでもなく
運とご縁は「いい」
に、こしたことはございません。
聞くところによると
たとえば賭事の勝った、負けたを
人生でトータルした場合、
俗に言う「賭に強い人」であっても、
勝ちの合計が負けの合計よりほんのちょっと多いだけなんだそうです。
ということは、運のいい人であるためには、
ほんのちょっと「いい運」が
上回るだけでも十分、ということ。
その“ほんのちょっと”を獲得するべく、
人は縁起を担ぐものなのです。

災いを避け、良い運がやってくるように…と
願いをこめる縁起ものやお守りには
古来より様々なものがあります。
初詣でで破魔矢を授かった方もあるでしょう、
お店に招き猫を置く方もあるでしょう。

幸せ呼ぶニャン


それでは、現代の日常小道具“文房具”は
はたしてどんな縁起物として
活躍しているのでしょうか?

まず、たいへんポピュラーなお守り、
「合格鉛筆」を見てみましょう。

輝けるゴールドゴウカク


合格、それは受験生にとって大事な大事なキーワード。
通常の丸や六角ではなく、
五角の形状の五角鉛筆→ごうかくえんぴつ、という
言葉と形にかけたものや、
学業の神様にご祈願をした、これはもうばりばりの合格祈願鉛筆など
スタイルはいろいろ。

どこを切っても“ご(う)かく”


学業の必需品「鉛筆」に、合格の祈念をしているのですから、
これは縁起文具の中でも最強の組み合わせと言えましょう。

同じく鉛筆で、もうひとつ。
学業成就とは別の願いを込めたのが
こちらの「赤縁筆」です。
縁結びの御利益あり、と評判の
川越氷川神社のお守り、
と言えば、もう何の願いをかけるものか
おわかりですね。
この鉛筆は赤い糸で結ばれた男の子のイラスト付きキャップと
女の子のイラスト付き赤鉛筆のセットになっています。

二人の距離を縮めましょう
















ご覧のように、鉛筆が短くなるのに合わせて
運命の赤い糸で結ばれた二人の距離が
ぐんぐんと縮まります、キュン!
名前にもちゃーんと縁、が入っています。
あっぱれですね。