(左から)水谷豊、成宮寛貴

人気ドラマ「相棒」の劇場版第3作となる『相棒-劇場版III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』の完成披露試写会が4月2日、全国5都市で同時開催され、東京会場となった六本木・EXシアターに主演を務める水谷豊、3代目相棒役の成宮寛貴が来場。全国2500人のファンとともに、主人公・杉下右京のトレードマークである“紅茶”でヒット祈願の乾杯を行った。

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この日は、東京会場をはじめ、北海道・札幌シネマフロンティア、大阪・梅田ブルク7、愛知・109シネマズ名古屋、福岡・ティ・ジョイ博多でも完成披露試写会が行われた。各会場に山中崇史&片桐竜次、石坂浩二&小野了、大谷亮介&和泉聖治監督、川原和久が駆けつけ、ネット回線を通じた会場間の中継も実施。「相棒」らしい息の合ったトークで、全国のファンを沸かせていた。

恒例のヒット祈願では、水谷が有名な「紅茶を注ぐシーン」を再現し、ファンとともに紅茶で乾杯する場面も。高々とティーポットを掲げ、カップに紅茶を注ぐ水谷の姿に、ファンからは大歓声があがった。関係者によると、水谷がファンを前に“生”で紅茶を注ぐのは初めてで、水谷本人も「紅茶で乾杯もいいものですね」とご機嫌だった。

本作は警視庁管轄の東京都下だが、都心から300キロ離れた“鳳凰島”を舞台に、警視庁特命係の杉下右京(水谷)と甲斐享(成宮)が、三面記事が報じた「男性が馬に蹴られ死亡した事故」の裏に隠された真実を追い求める。この日、東京では邦画史上初の4K(フルハイビジョンの4倍の高画質)上映が行われた。

水谷は沖縄でのロケについて「とにかく過酷で、行ってしまうと逃げ場がなくなる場所(笑)。今日は4K上映ですが、現場は危険・汚い・きついの3Kでした」と笑いを誘い、「シリーズ映画は徐々にパワーが落ちることもあるが、今回もさらに面白く、独立した作品として楽しんでもらえる」とアピール。

一方、成宮にとっては初めての劇場版参加で「陸・海・空を駆使し、大きな敵と立ち向かいます。僕は飽き性なんですが(笑)、『相棒』は常に新しく、毎回違う。いい緊張感があるから、前進できます」と会心の笑顔だった。

『相棒-劇場版III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』
4月26日(土)全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼