(C)「95」製作委員会

 高橋海人が主演するドラマ「95」(テレビ東京系)の第1話が、8日に放送された。(※以下、ネタバレあり)
 
 本作は、早見和真氏の青春小説が原作。大人の作った社会の仕組みにあらがい、大切なものを守りながら1995年の渋谷をがむしゃらに駆け抜けた高校生たちの熱き青春群像劇。

 「音楽産業の30年」について取材を受けていた広重秋久(安田顕)は、質問に答える中で、ずっと目を背けていた29年前の“あの事件”と向き合うことになる。

 1995年3月20日、地下鉄サリン事件が起こった。成績優秀で品行方正な高校生だった秋久(高橋)は、人は簡単に死ぬということに衝撃を受ける。言いようのない感情を抱えていると、これまで接点のなかった同級生・鈴木翔太郎(中川大志)に突然呼び出され、「俺たちのチームに入れ」と勧誘される。

 放送終了後、SNS上には、「1995年が懐かしいし、キャストが全員最高」「時代背景がぶっ刺さった。地下鉄サリン事件、ノストラダムスの大予言、世紀末の廃れた感じ、こんなだったかも」「小沢健二の『愛し愛されて生きるのさ』、H Jungle with tの『WOW WAR TONIGHT』で一気に、あの時代に引き戻された。音楽も楽しめるドラマ」などの感想が投稿された。

 また、「95年は3月のサリンに1月には阪神淡路大震災で、暗い世の中だった印象がある。心のケアなんてこともいわれない時代だったけれど、皆たくましかったのかな」といった声や、「当時はノストラダムスの大予言の本もはやったし、『エアマックス狩り』も社会問題になったな」「たまごっちも95年ごろかな。音楽も熱い時代だった」など、1995年当時に思いを巡らせる視聴者の声が多く見られた。

 このほか、主演の高橋やKing & Princeの主題歌『moooove!!』について、「海人くんの演技がいい。またいい役をもらったね」「主題歌が良い。ドラマとめちゃくちゃ合っていて最高」といった声も寄せられた。