左から、麻実れい、堀部圭亮、若村麻由美 左から、麻実れい、堀部圭亮、若村麻由美

デヴィッド・ルヴォーが演出する舞台、ハロルド・ピンター作『昔の日々』が6月、東京と大阪で上演される。

舞台『昔の日々』チケット情報

ルヴォーは1957年、英ロンドン出身。ウエストエンド演劇賞、トニー賞最優秀リバイバル賞など、数々の賞に輝く気鋭の演出家。日本でも多くの話題作を手がけている。上演するのは、イギリスを代表する不条理劇の巨匠ピンターの三人芝居。2008年に死去したピンターが生前、ぜひルヴォー氏に演出して欲しいと、直接本人に話していたというゆかりの作品だ。

ルヴォーは「『昔の日々』は、恐らく記憶と欲望に関するハロルド・ピンターの最も優れた作品です。ピンターの作品のパワーやミステリーは、私にとっていつも、日本の空間や時間、美学の理解と特別なコネクションがあるように思っています。以前、東京でピンター作『背信』を演出致しましたが、モダンな日本の劇場、文化の中で上演されたその劇の出来栄えに、言葉にならないくらい、とても魅了されました。そして、この「昔の日々」は、それよりも素晴らしいものになるかもしれません」とコメントを寄せている。

ディーリーとケイト夫妻のもとにケイトの旧友アナが訪ねてくる。親友との20年ぶりの再会だというのに心浮かぬ様子のケイトに、アナはふたりで過ごした娘時代の日々を饒舌に語りだす……。旧友が語る、忘れてしまった過去の私。よびさまされる私の曖昧な記憶と夫の“ある記憶”。3つの記憶が交差するとき、3人が見た風景とは。キャストには堀部圭亮、若村麻由美、麻実れいら、実力派が顔を揃える。

公演は6月6日(金)から15日(日)まで東京・日生劇場、6月19日(木)から22日(日)まで大阪・シアター・ドラマシティにて。チケットの一般発売は4月19日(土)午前10時より。チケットぴあでは、有料会員向けWEB抽選先行「いち早プレリザーブ」を実施中、4月8日(火)午前11時まで受付。またいち早プレリザーブ当選者から抽選で20名様を4月17日(木)の製作発表にご招待。