薬師丸ひろ子主演の舞台が間もなく開幕

2014.4.4 18:50配信
薬師丸ひろ子 薬師丸ひろ子

薬師丸ひろ子主演の舞台『ハルナガニ』4月7日(月)から東京・シアタートラムで上演される。稽古3週目に入った薬師丸に3月某日、舞台について話を聞いた。

舞台『ハルナガニ』チケット情報

薬師丸にとって前作『すうねるところ』から2年ぶりの舞台。作・演出は前作同様、木皿泉、内藤裕敬がタッグを組む。「木皿さんの作品はめったに出会えないので、、絶対に機会を逃してはいけないと思った」と薬師丸。その作品の魅力を「大げさなことではないけれど、はっとさせられたり、日常の中で起こることであらためて気づかされることがある。演じる側にも自然にそういう気持ちにさせてくれるところ」と話す。演出の内藤については、ひと言「内藤塾」。様々なことを教えてもらっているという。「答えもすぐに出してくださって、その中でみんなが何かを掴んでいく。ただ、その答えも絶対ではなくて、それぞれ表現したいことが違うこともある。それを演じる側としてどうひとつにまとめるか。舞台ならではの楽しい作業でした」と振り返る。

作品は藤野千夜の小説『君のいた日々』を原作にした、ある夫婦の究極の恋愛物語。舞台上には“夫を失った妻”と“妻を失った夫”のふたつの世界が交じりあう。ふたりは互いを認識しないまま、亡き連れ合いに思いを寄せつつ、ひとつ屋根の下で生活している。「徐々に台本は出来てきたんですが、最初に読んだ時は切なくて泣けてきた」と薬師丸。ところがそれで終わらないのが木皿作品だ。ふたりの動きは微妙にすれちがい、セリフを巧妙にシンクロさせながら、夫婦の姿をコミカルに描いていく。「ジェットコースターではないですが、小さな舟が大海に出ていって、小さな揺れで船酔いするみたいな。そういう楽しみ方も感情にのせて、喜怒哀楽を演じたい」。演じる妻・久里子については「とにかくかわいい。『ハイ、もう終わり』って言ってしまえば楽なのに、言えない。いつも行ったり来たり。でもわたしたちの人生ってそういうものだと思います」と話す。

「今回の作品では実はこうだったんですよ、とこちらからの提示はないかもしれません。わたしたちは、自分たちの存在を含め、こっちの方向に向いて演じていくと決まってますが。木皿作品の素敵なところは、どなたでも『あー』と共感できるものがちりばめられている。その中から、自分が入りやすい設定で舞台を見ていただけたら。それぞれの出発点から違って見られる作品に……なってますかねえ」と笑った。

公演は4月7日(月)から27日(日)まで東京・シアタートラム、5月2日(金)から4日(日・祝)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケット発売中。

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