池岡亮介、竹富聖花

若手俳優集団D-BOYSとして活躍中の池岡亮介、人気ファッション誌の専属モデルも務める女優・竹富聖花のふたりが、人気コミックを映画化した『1/11 じゅういちぶんのいち』でフレッシュな魅力を放っている。出演作の公開も相次ぎ、今後ブレイク間違いなしの注目株は、本作への出演を機に、俳優・女優としてどんな未来を思い描いているのだろうか?

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原作は「ジャンプSQ.」に連載されている中村尚儁(なかむらたかとし)氏の同名漫画。才能に限界を感じ、中学卒業と同時にサッカーを辞めると決意した安藤ソラ(池岡)が、女子サッカー日本代表の若宮四季(竹富)との出会いをきっかけに、諦めかけた夢に再び向き合う。

映画初主演を果たした池岡は、これまで数多くの舞台で、個性的なキャラクターを演じてきただけに「漫画が原作ということもあり、撮影前にソラという役柄を固めすぎてしまった」と振り返る。そんな池岡に対し、本作が商業映画デビューとなる片岡翔監督からは「もっと自然に」と指示が出たという。「どうしても演技が大げさになりがちなので、特にセリフの語尾や目線について、たくさん指示をいただいた。最初は『これで伝わるのかな』と不安でしたが、結果的には“抑える”演技を学ぶ大切な場になりました」(池岡)。

一方、竹富は「少し特殊な設定の女の子ですが、池岡さんと同じで監督から『意識せず、自然に演じてほしい』と言葉がありました。内向的だけど、ひたすらサッカーが大好き。そんな四季を感じ取ってもらえたらうれしいです」。もちろん、サッカーは猛特訓したといい「インサイドキックだけで3時間は練習しましたよ」と裏話を語ってくれた。

そんなふたりの今後の目標は? 「どんな役でも、観ている人を納得させられるような俳優を目指しています」(池岡)、「作品に出るたび『顔が違うね』って言われる、いろんな表情をもった女優さんになりたいです」(竹富)。さわやかな青春を切り取った『1/11 じゅういちぶんのいち』は、池岡亮介と竹富聖花の“未来のゴール”を揺らす快心作になるはずだ。

『1/11 じゅういちぶんのいち』
4月5日(土)からシネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ川崎ほか全国公開

取材・文・写真:内田 涼