「一緒に悪さをした仲」って、いいもの?

「元カノですが、前に付き合っていた男性と信号無視やスピード違反を当たり前にやっていたと話すのを聞いて萎えたことがあります。

『あの頃は若かったから』と笑いながら危険運転について話すのは、聞いていていい気分はしなかったですね。そういう過去は封印しておくのがいいのでは……」(29歳/配送)

「片思いしている女性がいたのですが、前の彼氏が会社の同僚だったらしく『ふたりで残業代をごまかして申請したのがいい思い出』とか『元彼は備品をバレずに持ち帰っていた』とか、悪さ自慢をする姿にドン引きしました。

それが賢いと思っている時点でアウトだし、人に話せる神経もちょっと信じられなかったです」(32歳/営業)

元恋人との思い出を「こんなことがあった」と軽く話題にすることはあるかもしれませんが、眉をしかめるような「悪事」まで聞かされると「そんなことができる人なのだ」とネガティブな印象を持ちます。

人に話せばどう思われるか、想像力のない女性は過去の恋バナで損をするのですね。

いわゆる「悪さ自慢」は、どんなことであっても人間性を疑われるので言わないのが吉。

「過去のことだから」で済ませられるのは、自分だけだと心得ましょう。

悪口は「自分もこう言われる」と思う

「いま付き合っている彼女は、元彼について悪いことしか言わないというか、ひどいことをされた経験を話し出すのでストレスを感じるときがあります。

『あなたはしないよね?』と言われているようだし、いつまでも元彼と比較される気がしてイヤですね」(27歳/接客業)

「元カノでとにかく過去の彼氏の悪口ばかり言う女性がいたけど、嫌な記憶は仕方ないとしても、昔のことだから俺にはどうしようもないし、返事に困りましたね。

そのうち『別れたら俺のこともこうやって次の男に話すんだろうな』と思うようになって、元彼の悪口はいっさいスルーしていました」(33歳/製造)

男女関係なく、過去の恋人について悪口ばかり言う人はそれだけで愛情を損なうといえます。

たとえ事実だとしても、人を悪しざまに言う姿は気分のいいものではなく、また「自分もこう言われる」と想像がつくのが問題。

いまの恋人といい意味の比較で元恋人の悪い点を挙げる人がいますが、それも「いまの付き合いに集中していない」と思われたら前向きに関係を続ける気持ちが薄れるものです。

過去の相手の悪い面ばかり話題にするのは、かえって未練を疑われることもあるので、あえて言わないのが自分のためですね。