(左から)コロッケ(ものまね芸人)、武井咲

人気アニメの劇場版最新作『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』の完成披露試写会が6日、都内で行われ、レギュラー声優の矢島晶子(野原しんのすけ役)、ならはしみき(野原みさえ役)、藤原啓治(野原ひろし役)、こおろぎさとみ(野原ひまわり役)が舞台あいさつに登壇。また、ゲスト声優を務める女優の武井咲、ものまね芸人のコロッケが駆けつけた。

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シリーズ22作目にして、初めて野原家の父・ひろしを主人公に迎えたファン待望の新作。ある日、ギックリ腰を治しにでかけたひろしは、日本の父親たちの復権を目論む謎の組織「父ゆれ同盟(父よ、勇気で立ち上がれ同盟)」によって“ロボひろし”に改造されてしまう。

父親との思い出を質問された武井は「私、外見が父親にそっくりなんですよ。母親には同じ顔していると言われるし、クセも似ているから『鏡を見ているみたい』って(笑)」。一方、コロッケは「僕自身、こんな父親でしょ。子どもたちに『ふざけるな』って注意できないんですよ」と笑いを誘い、「うちの娘は奥様そっくり。女の子ですし、僕に似なくて本当に良かった」と安どの表情で、会場を笑いで包んだ。

ふたりは空回りばかりなトラブルメーカーの女性警察官・段々原照代、「父ゆれ同盟」の科学者・頑馬博士(がんまはかせ)をそれぞれ演じており、「しんちゃんと一緒にいられてうれしい。とにかく元気よく今までにないくらいテンションを上げた」(武井)、「しんちゃんをお手本に、真剣にふざけています」(コロッケ)。

矢島は「いつも映画では父ちゃんがいいところをもっていくが、今回は全体的にかっさらっている。まあ、花を持たせるのもいいかなと(笑)。ロボひろしは、見た目は格好悪いが、やることは格好いい」とアピール。“主演”に抜擢の藤原は「台本には、セリフがないページがないほど」と明かし、「女性が多い現場ですから、何かあればすぐ謝るようにしている(笑)」と長年のチームワークの秘けつを語っていた。

『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』
4月19日(土)から全国東宝系でロードショー

取材・文・写真:内田 涼