マナーを守って、気持ちよいお墓参りを

海外旅行をするのであれば、海外の偉人の墓参りも立派な観光ルートとなり得る。故人とはいえ、海外の偉人に会いに行くと考えれば、その人のこと、その国のことをもっと深く知りたいと思う気持ちが芽生えるそうだ。

「海外のお墓は日本の墓と違って、その国の文化を色濃く映し出しているため、その形状などにも注目してほしいですね」

しかし当然注意しなければならないこともある。お墓は観光スポットではないので、興味本位だけで立ち入ってはいけない。

敬意を持って、<汚すべからず・荒らすべからず・騒ぐべからず>のマナーを守って、遺族の心に真摯に思いをはせ、参拝してほしい。それがお墓の主と遺族の方々への真摯なる心であろう。

墓巡り散策をするときは、お線香を持っていくのもよいとのこと。何より故人を偲ぶのが一番大切なのだ。

 

あきやまさんインタビューも掲載の『ライフエンディングぴあ』

場所にもよるが、墓地にはマンションもビルもない。ただひとつの青空と緑が生い茂っているだけだ。過去の偉人と自身がつながることができる。それが墓参りの魅力だ。

お墓は、人が確かに生きていたという証。本当に中にその人が眠っている。そう思うと、ちょっとした感動を覚えないわけがない。ぜひあなたも『墓マイラー』の時間を取ってみていかがだろうか。
 

 

 

あきやまみみこ さん
お墓巡りのほか、レトロ感覚をモダンアレンジした「ぬりえ」本シリーズなど著作多数。ブログ「みみこ の パンのみみ」も好評。アプリ「さるやまハゲの助アプリ」にも参加している。

 

人事コンサルタント。大学を卒業後、医療系人材派遣会社(人事)・広告代理店(人事)勤務を経て、密着型人事コンサルティング団体「人事総合研究所」を設立。代表兼主任研究員として、労務相談受付・課題解決に取り組む。得意分野は採用・法務・労務・人事全般の問題解決等、多岐にわたる。