「くら寿司 グローバル旗艦店 銀座」オープン

回転寿司チェーン「くら寿司」は、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏がプロデュースするグローバル旗艦店国内第6号店「くら寿司 グローバル旗艦店 銀座」を4月25日にマロニエゲート銀座2内にオープンした。大手回転寿司として、銀座エリアでは初めての出店となる。

パフォーマンスが楽しめる屋台を設置

今年3月の訪日外国人観光客数は過去最高を更新するなど、インバウンド需要も急速に回復し伸長する傾向にある。さらに東京は、世界で最も海外レストランガイドで高評価の飲食店が多い都市であり、なかでも銀座は、日本を代表するファインダイニングが立ち並ぶエリアとなっている。

くら寿司では、この世界中の美食家が集う銀座に、今回、“江戸町エンターテインメント”をコンセプトとし、インバウンドへのニーズにも合わせた大型のグローバル旗艦店を開店する。同店舗では、歌川広重の浮世絵に描かれた江戸の文化を感じられる、くらオリジナル空間「くら小江戸」に、「寿司」「天ぷら」「団子」を作るパフォーマンスが見られる屋台を設置。新たな付加価値として、ライブ感あふれる体験機会を提供する。

また、内装は、くら寿司がこだわる回転寿司ならではの寿司が回る楽しさを体験できる、同社史上最長の回転ベルトを備え、既存のグローバル旗艦店と同様に、浮世絵や提灯を飾り、テーブルや柱には白木を、座席には畳シートを使用するなど、ジャパニーズモダンなデザインとなっている。

加えて、同店と同じマロニエゲート銀座2に入居するユニクロとの初めてのコラボレーションによって、国内グローバル旗艦店限定で「ユニクロ×くら寿司」のロゴが一緒になった、特別コラボ限定ロゴ「ユニくら」を記念し、コラボメニューを提供するとともに、マロニエゲート銀座2にある“UNIQLO TOKYO”と、ネット購入できる“UTme!マーケット”で、コラボTシャツなどを販売。海外でも人気の二つのブランドによるコラボ企画を展開する。

店内には、江戸の風景を描いた歌川広重の浮世絵をイメージした空間「くら小江戸」を初導入。グローバル旗艦店に飾られる歌川広重の浮世絵「東都名所高輪廿六夜 待遊興之図」は旧暦の7月26日、月の光に仏が宿るといわれた、特別な日を迎える江戸の人々の様子を描いたもの。寿司・天ぷら・そば・甘味の屋台、打ち上げ花火、たこの着ぐるみやきれいな着物の装いなど、特別な日に賑やかに集う江戸の町人文化が描かれている。

くら小江戸では、浮世絵にも描かれた花火が打ちあがる空間に、「寿司」「天ぷら」「団子」の屋台が立ち並ぶ。三つの屋台では、顧客が席で注文してから調理し、できたての商品を提供する。江戸時代にタイムスリップしたような空間で、屋台での「リアルなパフォーマンス」を楽しむことができる。

「寿司屋台」では、銀座店限定の銀座ならではの高級すし「特上にぎり『蔵-KURA-』」「特撰三貫『銀座』」など、時期によって異なる旬の魚を使った商品のほか、「光物三貫『青の神秘』」や「厳選貝三貫『赤の将軍』」「カステラ玉子焼『ふわり』」を用意している。注文を受けた寿司は、リアルなパフォーマンスで作って提供する。

「天ぷら屋台」では、厳選した食材を使用したこだわりの天ぷら商品として「特上天ぷら盛り」「阿波の足赤海老天盛り」「豪快穴子一本揚げ」「真あじ天盛り(骨せんべい付き)」を揚げたてで提供する。

「団子屋台」では、注文を受けてから、専用の機械で焼き上げる、香ばしさともちもちの食感がたまらないくらだんごシリーズ「みたらし」「あんこ」「白あん」「抹茶あん」の4種類から好みの味を選ぶことができる。みたらしは、お持ち帰りのセットも用意している。

店舗面積は200.46坪、座席数が242席、回転ベルトの長さがくら寿司の国内外店舗で最長となる123.14m。また、ボックスシートの数もくら寿司店舗の中で「世界一」となる。目の前を寿司が流れる、リアルな回転寿司を、ゆったりした席で楽しむことができる。