EXO 左からベクヒョン、タオ、ルハン、セフン、スホ、ディオ、クリス、カイ、チャンヨル、レイ、チェン、シウミン EXO 左からベクヒョン、タオ、ルハン、セフン、スホ、ディオ、クリス、カイ、チャンヨル、レイ、チェン、シウミン

韓国の12人組ボーイズグループ、EXO(エクソ)が4月11日から3日連続、さいたまスーパーアリーナで単独イベント(全5公演)を開催。これまで所属事務所の音楽フェスでの来日はあったが単独公演は初めてで、日本本格デビュー前ながらも10万人を動員、海外アーティスト史上初となる最大規模のイベントとなった。

EXOの公演チケット情報

――12日夜公演。2万人でぎっしり埋め尽くされた会場は熱気ムンムン。メインステージとサブステージから分かれ次々と登場したメンバーは、韓国語と中国語を巧みにあやつり、美しいフォーメーションで魅せながら『Let Out The Beast』『History』でエンジンをかけ、会場を熱狂の渦に巻き込んだ。

白いペンライトで真っ白に染まった客席に、メンバーも大興奮の様子で、クリスは「ギャラクシーみたい!」。初単独イベントを前に、スホは「緊張して眠れなかった」そうだが、ファンの熱い声援に「最高のステージが出来そう」と目を輝かせた。「お待たせしました、じぇじぇじぇ! 皆さんの熱気にびっくり」というチェンに、「ホ~ントに幸せで、言葉に出来ないです。皆さんがくれた愛は1000倍で返します!」というチャンヨル。カイは「今回のイベントをきっかけにもっと日本に来ます」と約束し、会場を沸かせた。

昨年、韓国音楽業界は“EXOイヤー”といっても過言ではない。各音楽賞を受賞した他、初アルバム『XOXO(Kiss&Hug)』は12年ぶりにミリオンセラーを達成。チャンヨルは「大きな記録が達成できたのは皆さんのおかげ。2013年はすごく幸せな1年でした」と振り返り、ベクヒョンは「2014年は僕たちが皆さんを幸せにします!」と宣言した。

中盤では、質問入りのカプセルをつり上げるクレーンゲームの対決で盛り上がった。セフンは、EXOでよかったと思うことは「今この瞬間です。もしEXOでなかったら今この瞬間、皆さんと一緒にいないわけだから」と答え、ファンをメロメロに。スホは日本のファンについて「とてもカワイイ、愛らしいです」と語り、手でハートを作りながらダンスで沸かせた。そして、負けたタオ、クリス、ディオ、レイ、ルハン、カイには未公開写真を披露する罰ゲームが。しかし、罰とは思えない、イケメンぶり全開の写真に会場は黄色い悲鳴に包まれた。

また、この日は、セフンの二十歳の誕生日当日でサプライズでお祝いも。会場中がバースデーソングを合唱する中、ケーキが登場、メンバーが口々に「おめでとう!」というとセフンはうれしそうにロウソクを吹き消していた。

ライブでは、壮大なオーケストラサウンドと強力なパフォーマンスで魅せる『MAMA』や、レイのピアノ生演奏でディオ、ベクヒョン、チェン、ルハンが歌う『Miracle in December』など緩急つけたステージで全9曲を披露。終盤では『Wolf』『Growl』で会場を揺らすと、「ファンの皆さんと僕たちEXOは“We are one”です!」(ベクヒョン)とファンに感謝を述べ、爽やかに幕を下ろした。