101回目の『静かなるドン』である。
つまりは『静かなるドン』101巻が、発売中なのである。
『静かなるドン』……新田たつおによる大長編マンガ。
たとえ、読んだことがなくても
主人公の“静かなるドン”こと、近藤静也のイラストを見れば
「ハイハイ、あの作品ね」とリアクションする人は、そーとーいるハズである。
なにしろ、“静かなるドン”こと近藤静也は、コミック全巻の表紙に必ず登場してますから。
つまりは101回登場してるっつーことです。
 

101回目登場の『静かなるドン 101』はこんな感じ。 シブいね。濃いね。

『静かなるドン』が『週刊漫画サンデー』で始まったのは、平成元年11月15日発売号のこと。
以後、今日まで連載回数は1000回を突破、連載期間も四半世紀に迫りつつあり、累計発行部数はなんと4000万部以上である。

そもそも『静かなるドン』とは、昼は下着会社「プリティ」のイケテないデザイナー、夜は1万人の子分を抱える巨大暴力団「新鮮組」3代目という、相反する二足のわらじを履く運命を背負った近藤静也という男の物語。

コミカルなテイストにハードなテイストという、
硬軟織り交ぜて描かれる世界が人気の理由のひとつであるとともに、
憧れの人、秋野明美との行かず戻らずの恋の行方もこれまた人気の理由である。
そして、その人気は漫画にとどまらず、オリジナルビデオ化、テレビドラマ化、
はたまた映画化までされ、幅広い層のファンを獲得している。

ちなみに記念すべき100巻が昨年10月に刊行された際に、メモリアルブックとして、1巻から100巻までを一挙に振り返る「虎の巻」が登場した。それが『静かなるドン 完全データブック』。

これには、作者・新田たつおによる制作秘話インタビューや、名場面まるごとプレイバック、キャラクター全紹介などが満載。読んでいくうちに、ファンでなくとも、いつしか『静かなるドン』を読みたくなっちゃう……。

そんな出来栄えの一冊である。いまから『静かになるドン』に興味を持つなら、これおススめ。

ちなみに、過去100回の表紙を今から昔にバックトゥーしてドンとおみせしますね。冒頭でも書いたけど、静かなるドンこと近藤静也が全部登場してます。

100巻~91巻

 








ハイ、ドン近藤のソロカットの表紙が多いんですよ。
なにしろ101巻中74巻が、ドン近藤のソロだもん。
ほかの作品のコミックの表紙は、サブキャラを添えたり、あえて主人公を外してサブキャラをメインにする場合が多々見受けられるが、
ドンはドン推し、一貫してドン推しだ。

90巻~81巻









ハイ、ドンは、ほぼサングラスを掛けて登場するけど、
このサングラスに、なにかが映りこんでる場合がけっこうあんのよね。
たとえば、83巻のよーにね。前述の94巻もそーでした。
このあともまだまだ、映りこんでるからチェックしてみて。

80巻~71巻









ハイ、ここでは憧れの人、秋野明美とのツーショットが2巻ありますね。
このあともドン近藤&秋野のツーショットの多発が見受けられます。
そんだけ、ふたりの恋の行方が、この作品のメインストーリーの柱であるというワケですな。

70巻~61巻









ハイ、ここでは、日本刀、握りしめてますね。
チャカを握ってるドン近藤の表紙は、これでもかってくらいあるんすよ。
でも、日本刀は珍しい。なにしろ101巻中、5巻しかないっすから。
ちなみにそのうちの1巻は握ってるんじゃなくて、咥えてますがね。