(左から)水谷豊、成宮寛貴

人気ドラマ「相棒」の劇場版第3作となる『相棒-劇場版III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』のTOKYOプレミアムイベントが13日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた。2000人のファンが駆けつける中、主演を務める水谷豊は「普段はコツコツと地味な撮影なので、戸惑いますよねえ」と華やかな雰囲気に圧倒されていた。

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隣接するTOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台あいさつには、水谷をはじめ、3代目相棒を演じる成宮寛貴、共演する伊原剛志、釈由美子、宅麻伸、川原和久、大谷亮介、山中崇史、山西惇、六角精児、神保悟志、片桐竜次、小野了、石坂浩二、和泉聖治監督がズラリと勢ぞろい。こちらも熱狂的なファンが客席を埋め、劇場版初参戦の成宮も「本当にみなさんからの“ご褒美”ですね」と感無量の面持ちだった。

本作は警視庁管轄の東京都下だが、都心から300キロ離れた“鳳凰島”を舞台に、警視庁特命係の杉下右京(水谷)と甲斐享(成宮)が、三面記事が報じた「男性が馬に蹴られ死亡した事故」の裏に隠された真実を追い求める。

主な撮影は、沖縄本島の北部及び座間味島で行われ、「出発前、ナリ(成宮の愛称)に『逃げるなら今だよ』って話した」(水谷)。ロケ地では大自然ならではの危険もあったといい「豊さんはハブよけに、ポケットにマングースを入れていましたよね(笑)」(成宮)、「入れているわけないですよ!」(水谷)と“相棒”らしい息の合ったトークを展開。さらにふたりは約3時間をかけて、同劇場の全9シアターで舞台あいさつを敢行し、見事“六本木ジャック”を成し遂げた。

『相棒-劇場版III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』
4月26日(土)全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼