森林整備による資源循環型の地球温暖化の防止に向けて


 釧路市(市長 蝦名大也)と北海道釧路総合振興局(振興局長 木村英也)は、ゼロカーボン北海道及び釧路管内の自然環境に配慮した森林づくりに資するため、森林整備による地球温暖化の防止に貢献するとともに、日本最大の湿原である釧路湿原等の自然環境保全に貢献することを目的とした協定を令和6年3月19日に締結しました。
 温室効果ガスの削減に高い効果を発揮する品種であるクリーンラーチを釧路市有林に令和6年度から毎年5.0haずつ植栽し、10年間で概ね50haの「クリーンラーチの森」を造成します。
 クリーンラーチは炭素固定能力が高く、初期の成長も速い上、野ねずみ食害への耐性にも優れており、クリーンラーチを植栽することで釧路市有林が早期に豊かな森林となり、釧路地域の素晴らしい自然環境の維持に貢献することが期待されます。さらに、2030年度を目標とした「ゼロカーボン北海道」の達成に貢献することも期待されます。
 なお、クリーンラーチ苗木の集団的な植栽は、全国初の取組となります。

 この協定の締結を記念し、令和6年5月21日(火) 10:00より標茶町塘路の釧路市有林において植樹祭を開催いたします。当日は協定を締結している釧路市長、釧路総合振興局長のほか、標茶町長、北海道議会議員、釧路市議会議員、クリーンラーチ苗木生産者などの関係者が出席し、クリーンラーチの苗木200本の植樹を実施する予定となっています。 

クリーンラーチについて


 クリーンラーチは、道立林業試験場と林産試験場が共同で開発した品種で、優良な形質をもつカラマツとグイマツをかけあわせて選抜したグイマツ雑種F1です。
 炭素固定能力が高く(カラマツの最大1.2倍、トドマツの2倍以上)、初期の成長も速い上、野ねずみ食害への耐性にも優れています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ