ウォルター・アイザクソンのノンフィクション本「スティーブ・ジョブズ」の映画化版をデイビッド・フィンチャーが監督するという話が、単なる噂だったことがわかった。

フィンチャー降板の話が業界ニュースをにぎわせたものの、その後まもなく、フィンチャーはもともとこの作品を監督すると約束はしていなかったことが判明。フィンチャーは脚本を気に入っており、検討はしていたが、契約には至っていなかったようだ。

また、最近、主演はクリスチャン・ベールに決まったとの報道も出たが、ベールの関係者は、この映画については何の話も来ていないと主張している。フィンチャーの次回作は、今年後半北米公開予定の『Gone Girl』。大ベストセラー小説の映画化で、ベン・アフレック、ロザムンド・パイクが主演する。

文:猿渡由紀