『海月姫』の出演者

東村アキコの人気コミック『海月姫』が能年玲奈を主演に迎えて実写映画化されることが決定した。今年12月に全国公開される。

『海月姫』は、クラゲを愛する主人公・月海(つきみ)を始め、三国志を熱烈に愛する“まやや”、枯れたオジ様専門の“ジジ”ら、男性を必要としない人生を送っているヲタ女子の集まり“尼~ず”が暮す男子禁制の天水館を舞台にした物語。原作コミックは第34回講談社漫画賞少女部門を受賞するなど、高い評価を得ており、2010年にはアニメ化された。実写版では月海を能年が演じるほか、月海や尼~ずと友情関係を築いていく鯉淵蔵之介を菅田将暉が、蔵之介の兄で女性恐怖症で童貞の鯉淵修を長谷川博己が演じる。また、鉄道オタクのばんばを池脇千鶴、まややを太田莉菜、ジジを篠原ともえ、和物ヲタクの千絵子をアジアンの馬場園梓が演じる。

主人公・月海役の能年は「どう演じれば見てくださる方に楽しんでいただけるか、今一生懸命考えているところです。原作『海月姫』の魅力ですが、私が魅力というのもおこがましくて言えないので、好きな場所を言わせていただきます。なんてったって尼~ずが大好きです。尼~ずと楽しくおしゃべりしまくりたいです」と言い、原作者の東村は「私も息子のごっちゃんも、アシスタントさんたちもみんな能年さんの大ファン! 月海が能年さんに決まったと聞いたときは、みんな、〆切を放り出して近所の赤提灯に乾杯しにいきました!! 2013年、日本を元気にしてくれた能年さんが、もういっかい日本を元気にしてくれる、そんな映画になると…勝手に保証します!! これぞ日本のオタク文化と、カワイイ文化の融合だああああ!!」と喜びのコメントを寄せている。

脚本は『私の優しくない先輩』の大野敏哉が手がけ、きゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がける飯嶋久美子が衣装デザインを担当。『ひみつのアッコちゃん』の川村泰祐が監督を務める本作は、来月から撮影を開始し、アスミック・エースの配給で今年12月に全国公開される。

『海月姫』
12月 全国ロードショー