京王電鉄、FASION Xと共同で古着を回収してリユース・リサイクル・アップサイクルする実証実験を開始

京王電鉄は5月8日に、FASHION Xと共同で衣類循環型社会のインフラ構築を目指した実証実験として、古着の回収と回収した古着をリユース・リサイクル・アップサイクルする取り組みを開始した。

KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM「ROOOT(ルート)」採択企業の「FASHION X」と共同で展開

FASION Xは、京王電鉄とヒトカラメディアが2023年10月に開始した、外部パートナーとの共創によって地域の課題解決や価値創出を目指す、エリアを起点とした事業共創プログラム「KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM『ROOOT(ルート)』」に採択されている。

同取り組みでは、古着の街として知られる下北沢をはじめ、京王線・井の頭線の一部の駅・施設に専用のボックスを設置して、古着の回収を実施する。回収した古着は、リサイクル品として転用するほか、京王線沿線のさまざまな場所でリユース品として循環させる仕組みをつくっていき、将来的にはさまざまなクリエイターなどと連携したアップサイクルを通じて、衣類循環型社会のインフラ構築を目指す。

なお、古着を回収に出す場合は、洗濯して紙袋・ビニール袋・ポリ袋に入れて出す必要がある。なお、事業者から排出される古着類(作業着など)、汚れ、やぶれ、シミ、穴の開いた衣類、ほつれたもの、靴、靴下、下着、生地、布団、座布団、布団・座布団カバー、シーツ、枕、ベッドマットなどの寝具類、絨毯、カーペット、足拭きマットなどの敷物の回収は不可。

古着回収ボックスの設置場所は以下の通り。

○ミカン下北A街区2階エレベーター前

○明大前駅改札内 2番線ホーム連絡通路

○永福町駅改札外 南口1階部

○池ノ上駅改札外 エレベーター横

○東松原駅改札外 西側出口方面コンコース

○久我山駅改札内 改札階コインロッカー横

回収ボックスに投函可能な時間は、ミカン下北A街区が9~22時、その他はそれぞれの駅の初電から終電まで。