プライベートですか? プライベートは、、、なくていい!

――お仕事一色で? 頼もしい!

ハイ。本当になくていいと思ってます。あ… でも友達ほしいなあーーーーー!!!

――友達ですか?

どうすれば増えるかな、って思ってるんです。

――そこはコミュニケーション力抜群の佐江ちゃんに、こちらがじっくり教えていただきたいぐらいなので…、このお話の続きは、また次回あらためてしていきましょうか!

ハイ! そうしましょう ^ ^ 今回、舞台をきっかけにたくさんの方と知り合えて、その中にはお家が近い人もいて。そういうご縁は、舞台が離れても大切にしていきたいなと思ってるんですが、それ以外では“どうすれば友達増えるんだろうな”って思ってるんですよ。次回はそんなお話もしていけたらいいなって思ってます。それでは、来週の金曜日、またお会いしましょう!谢谢大家!(皆さん、ありがとう!) 

 

【今回のまとめ】
◎中国入門ポイント
春の季節にまつわる名詩をひとつご紹介しましょう。宋の時代の詩人苏轼が詠んだ『春夜』という詩の中に、春宵一刻直千金という一節があります。日本語の“一刻千金(いっこくせんきん)”は、この一節に由来するもの。一刻は現在の時間で15分。千金は非常に価値があることを表します。

春の夜の素晴らしさは千金に値する。素晴らしい季節や楽しいときは、一瞬にして過ぎ去りやすいと惜しむ気持ちがこめられたこの詩の一節は、転じて“わずかな時間も、千金に値するほど価値があり大切だ”という意味で現在も使われています。

◎今回のフレーズ&単語
苏轼【sūshì】蘇軾(そしょく・1037〜1101)。詩人、書家で、号は蘇東坡(そとうば)。食通としても知られ、豚のしょうゆ煮込み「東坡肉(トンポーロウ)」は、蘇軾が好んで食べたことからこの名がついたといわれる
春夜【chūnyè】春の夜。苏轼が詠んだ名詩 ※全文は次のとおり
春宵一刻直千金 【chūnxiāo yīkè zhí qiānjīn】
花有清香月有阴【huā yǒu qīngxiāng yuè yǒu yīn】
歌管楼台声细细 【gēguǎn lóutái shēngkǒu xì】
秋千院落夜沈沈 【qiūqiān yuànluò yè chénchén】
春の夜の一刻は千金に値する/花は清らかに香り 月はおぼろに霞んでいる/遠く楼台からにぎやかに聞こえた歌声や管弦の音色も 今はかすかに聞こえるばかり/昼間女性たちが遊んでいた ブランコのある中庭も夜が静かに更けていく

*本文中の赤字は、中国語です。
*)中国語の表記は、上海(大陸)で使われている簡体字を使用しています。また【 】内には、中国語の発音表記として漢語拼音(ピンイン)を記しています。

撮影:中川有紀子 スタイリング:山本隆司

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