PPIHグループ、商品に対する不満を買い取る「マジ買取」開始。既存サービスと「マジ得サイクル」を実現

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)グループは5月8日に、オリジナル電子マネー「majica(マジカ)」の会員向けサービスとして「マジ買取(かいとり)」を開始した。あわせて本格稼働した「マジ価格」「マジ値引」「マジボイス」を加えた4大サービスを「マジ得サイクル」と名付けて、「majica」会員がよりおトクに、安心して買い物ができる環境を整えていく。

「マジ価格」「マジ値引」「マジボイス」なども

「マジ買取」では、同社のオリジナルブランド商品(対象は情熱価格、偏愛めし、ACTIVEGEAR、RESTORATION、greenstage、cosparade、me&doの各商品)に満足いかなかった場合、購入代金をmajicaマネーで返金する。商品購入から7日以内に「マジボイス」(後述)に商品の不満を添えて投稿することで、運営側からの連絡後に対象商品と紙のレシートを購入した店舗に持参して、「majicaアプリ」を提示すると、商品の購入代金がmajicaマネーで返金される。なお、開封済み・使用済みの商品でも、購入者の不満を買い取る。

「マジ価格」は、「企業が売りたい商品」を安く提供するのではなく、「来店客が本当にほしいもの」を安くするというPPIHグループの価格に対する考え方を表す取り組みで、従来は販売実績をもとに商品選定していたところ、5月からはよりストレートに来店客からの声に応えるべく、「マジボイス」の正直レビュー「いいよ」数の多い高評価商品から対象商品を厳選して、おトクな価格で提供する。対象商品は、全国共通の10商品に加えてエリアごとに選定された10~60商品を毎月厳選し、入れ替える。なお、キラキラドンキ、ソラドンキ、ミチドンキ等の特殊店舗、情熱職人、ドン・キホーテ一部店舗、アピタ・ピアゴ・ユーストアは「マジ価格」の対象外となる。

「マジ値引」では、総額税込1001円以上の買い物で支払い時にmajicaを提示するだけで、1円単位の端数(1円~最大4円)を値引きする。

「マジボイス」は、「みんなの声で、ぜんぶが変わる!?」をコンセプトとして2023年11月27日に開始されたサービスで、「正直レビュー」と「教えて掲示板」を軸にmajicaアプリ会員からの商品要望やアイデア、よく利用する店舗への気づきといった、さまざまな意見を改善につなげていく。「正直レビュー」と「教えて掲示板」から寄せられた意見は、PPIHの「マジボイス実現委員会」が集計して店舗や商品改善に反映させる。

同社は今後、「マジ買取」「マジ価格」「マジ値引」「マジボイス」の4つのサービスを「マジ得サイクル」として連携することによって、よりおトクに、安心して買い物ができる環境を整えていくという。