LoVendoЯライブの模様 LoVendoЯライブの模様

元モーニング娘。の田中れいなが率いるガールズバンド、LoVendoЯ(ラベンダー)が、4月15日、東京・TSUTAYA O-WESTのライブから全国ツアーをスタート。キュートなルックスとパワフルなロックナンバーで観客を熱狂させた。

LoVendoЯは、田中れいなと岡田万里奈のツインボーカル、魚住有希と宮澤茉凛のツインギターによる、2012年に結成した4人組。今回のツアーは、サポートメンバーにドラムの小林香織、ベースの清を迎えた6人編成で行った。昨年、3度の全国ツアーを行い、着々とバンドとしてのスタイルを確立した彼女たち。70年代のフォークロックのカバーが中心だったライブは、今回ほぼオリジナル曲によるステージとなった。

「盛り上がっていくよ!」と田中が煽ると、観客は「オイ! オイ!」と声を上げて、最初からヒートアップ。田中れいなと岡田万里奈のツインボーカルが際立つ激しいロックナンバー「Sweet Tweet」でライブがスタートし、4月23日(水)にリリースするニューアルバムから『880円』『むせび泣く』などを次々と披露した。

ライブ中盤には、同じ事務所の女性ボーカルデュオ、Bitter & Sweet(ビタースウィート)が登場。この春インディーズデビューしたふたりは、このツアーに帯同し、全国のステージにも出演する。和やかな雰囲気の中、デビュー曲『Bitter & Sweet』や『インストール』などを披露し、美しいハーモニーで観客を魅了した。

再びLoVendoЯがステージに登場すると、RCサクセションのカバー『雨あがりの夜空に』をBitter & Sweetとともに熱唱。観客も一緒になって合唱した。アルバムタイトル曲『不器用』から後半に突入し、『Rockの定義』『ホントノキモチ』などオリジナル曲を立て続けに披露。田中と岡田はステージを跳ね回りながら熱唱し、再び会場には熱気が充満した。

岡田は、「このツアーはLoVendoЯの第一歩。新曲を楽しんでもらえているのがうれしかった」とコメントし、田中は、「今日がツアーの初日。最後まで気を引き締めてやりたいと思う」と意気込みを語った。

全国ツアー「LoVendoЯ LIVE TOUR 2014 SprinteЯ ~Bitter&Sweet~」は、5月4日(日)渋谷GARRETなど、7月19日(土)F.A.D YOKOHAMAまで全17公演。趣の異なる「SweetMode」と「BitterMode」の2つのセットリストで全国を回る。チケットは公演ごとに順次発売される。

取材・文:門 宏