「糖質制限が向いている人」「カロリー制限が向いている人」の特徴

とはいえ、効果抜群な糖質制限も、誰でも簡単にできるわけではありません。挫折したという話も聞きます。「自分にはカロリー制限のほうがやりやすい」という人もいるでしょう。

そこで、糖質制限が向いている人と、カロリー制限が向いている人の特徴を整理してみました。

【糖質制限が向いている人】
・積極的に運動をしたいわけではない
・仕事が忙しく、日常的に運動をする時間が取れない
・食べる量を減らすのは苦痛。満足するまで食べたい
・炭水化物がダメなら肉や野菜を楽しもう!と頭を切りかえられる
・タンパク質の摂取量を考慮した食生活ができる


【カロリー制限が向いている人】
・運動が大好き
・運動をする時間があり、習慣にしている
・食事量が少なくても気にならない
・仮に依存症だとしても炭水化物は絶対に減らしたくない(記事『“炭水化物”がやめられないのは「依存症」!? 誘惑に打ち勝つ必勝法』[ http://ure.pia.co.jp/articles/-/22305 ] 参照)
・カロリー計算を考慮した食生活ができる

 

「糖質制限 vs カロリー制限」あなたはどちらがやりやすい?

やはりポイントは、インスリンです。

カロリー制限は、食べ慣れた炭水化物を主食にしたままでいいメリットがありますが、食事毎に血糖値が大幅に上がり、インスリンが大量に追加分泌されます。脂肪が増えやすく、運動しても減りにくい状態なので、かなり食べる量を減らし、それなりの強度の運動を習慣にできなければ、効果がありません。

もともと小食で、たくさん食べたり、間食したりしなくても気にならず、なおかつ体を動かすのが大好きで、時間もある人であれば、カロリー制限も苦にならないでしょうね。

一方で糖質制限は、インスリンの分泌量が少なくなるので、基本的に運動の必要がありません。運動があまり好きではない人や、運動する時間が取れない人に向いています。

ただし、食べ慣れている炭水化物を、主食から外さなければいけません。また、血糖値の維持に必要なため、タンパク質と脂質を積極的に摂取する必要があります。ステーキやハンバーグ、魚料理、卵料理、チーズなどを食べるのが好きでないと、なかなか大変です。