俳優の水谷豊が21日、都内で行われた主演作『相棒-劇場版III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』の特別試写会に、“相棒”役で共演する成宮寛貴とともに出席した。公開を目前に控え「観てもらうために作っているが、初日が近づくとうれしさと緊張を覚える」と本音。そして「『相棒』はファンの皆さんが育ててくれるもの」と感謝の意を表した。

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一方、成宮は「相棒 season11」からタッグを組み、劇場版に初出演し「初めて全国キャンペーンに行かせてもらったが、皆さんからパワーをもらっている」とこちらも感謝しきり。「自分は新参者なので、皆さんに愛される、応援してもらえる相棒になりたいと思った。劇場版に出演し、今この場にいられるのが光栄」と感激を新たにしていた。

本作は警視庁管轄の東京都下だが、都心から300キロ離れた“鳳凰島”を舞台に、警視庁特命係の杉下右京(水谷)と甲斐享(成宮)が、三面記事が報じた「男性が馬に蹴られ死亡した事故」の裏に隠された真実を追い求める。

試写会には“ファン代表”として、女子サッカー日本代表の澤穂希選手が駆けつけ、「毎回、ドキドキしながら推理するのが楽しみ」と魅力を熱弁。ファンに感謝する水谷&成宮の姿に、「試合中苦しい時も、ファンの皆さんの声が背中を押してくれる」と共感していた。

来月からベトナムで行われるAFC女子アジアカップに出場する予定で「アジアカップで優勝したことがないので、ぜひ優勝してW杯の出場権を獲得できれば」と決意表明。この日は澤選手から役名の「UKYO」「TORU」、公開日の「4」「26」が入った代表ユニフォームが、一方キャスト陣からはサイン入りのボールが贈られ、試合の勝利と映画のヒットを祈願し合った。

『相棒-劇場版III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』
4月26日(土)全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼