アンドリュー・ガーフィールド

シリーズ最新作『アメイジング・スパイダーマン2』を引っさげ、主演俳優のアンドリュー・ガーフィールドが先ごろ、来日を果たした。ヒーロー映画が百花繚乱のハリウッドにおいて、スパイダーマンはどんな存在なのか? その“特異性”をガーフィールド本人は「彼がごくごく普通の青年という点が大きい。敵と対面しても、力でねじ伏せるのではなく、まずは説得しようとするよね。ときにはジョークを交えたり、いたずら好きな面もある。こんな“話し好き”なヒーローはいないと思うよ」と持論を展開した。

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世界中が注目するなか、大役に抜てきされ、見事スパイダーマンに新たな命を吹き込んだガーフィールド。前作の撮影を振り返り「正直、恐れや不安があった。たとえ最大限の努力をしても、それがファンの目にどう映るかわからないからね。いろんな意見が届くから、いかに受け止めるかも課題だった」と本音を語る。

あれから2年、再びスパイダーマンのマスクを被ったガーフィールドには、大きな心境の変化があったという。「慎重だった前回に比べると、キャラクターが完全に染みこんだ状態で撮影に臨むことができた。演じる僕自身も楽しそうだって? 確かにそう見えるかもね。100パーセントの自信と愛情をもって、スパイダーマンに向き合うことができたからさ」と誇らしげだ。

ファン待望の新作では、ヒーローとして市民の平和を守り続けるスパイダーマンの前に、自在に電流を操るエレクトロ、高速グライダーで襲いかかるグリーン・ゴブリン、強大なアーマーで迫り来る鉄人ライノという強敵3人が立ちはだかる。「盛りだくさんの要素が、相互にリンクし合いながら、巧みに構成されているよ。共演した俳優陣も皆、素晴らしかったね」(ガーフィールド)。

エレクトロを演じるのは、オスカー俳優のジェイミー・フォックス。名優ポール・ジアマッティがライノ役で異彩を放つ。前作での共演を機に、現在も交際が続いているエマ・ストーンとのロマンチックな展開も必見。もちろん、個性豊かなキャストに囲まれ、俳優としての個性を輝かせるガーフィールドの“特異性”も見逃せない。

『アメイジング・スパイダーマン2』
4月25日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼

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