SKE48の音楽は、もともとスッゴく好きで、もちろんパフォーマンスもですが、同じ姉妹グループとしてずっと刺激をもらっていたグループ。単独コンサートで披露する曲を練習するために、SKE48の曲をちゃんと改めて聞いていたら、スゴく元気が出てきたんです。

歌詞は恋愛ソングだったから、そのときの自分とマッチする内容ではなかったんですが、SKE48の曲にはパワーがものすごくあって。

そうしたら、“スタートは、ここからじゃん。なんで優子がいなくなることでクヨクヨしてるの? そんなの優子にも失礼だ”って思えてきたんです! それから舞台が大千秋楽を迎えて、24時間経たないうちに、SKE48のリハーサルが始まったんです。

――大千秋楽の翌日にはもう、リハーサルが始まってた。ハードですね。

いえいえ。でも、ちょうど舞台が終わった翌日から体調崩しちゃって。もう子どもじゃないんですけど、ホッとしちゃったのかなあ(汗)

SKE48のリハーサルでは、メンバーの歌や踊りを見て、感動して涙がでてきちゃったんです。“ああ、やっぱりSKEでよかった”って。そのとき、もといたAKBのチームKへの未練も全くなくなって、“SKEでよかった。SKEでやりたい!”って涙が出てきたんです。

――そうして臨んだコンサート当日。いかがでしたか?

自分がSKE48に行くこと、しかもリーダーとして行くことに、賛否両論の意見があるというのは、兼任の発表後から知ってました。自分はSKE48になって、コンサートに出られることも嬉しいけど、ステージにあがるのがスゴく不安だったんです。

それに、コンサート当日は、ただ名前を呼ばれて登場するんじゃなくて、「新チームSリーダー 宮澤佐江」ドオオーーーンッ!!!って、大きく映像も使った紹介だったので、“うわあ… 歓声もらえなかったらどうしよう。。。”って、けっこう考えちゃって。

でも、本番当日、名前を呼ばれて出て行ったら、まずステージ上のメンバーたちが「うわーーー!!! 佐江さーーんッ!」って呼んでくれて。それでもう、心がクウーーーっとなって泣きそうになって。

それから、ステージに立ったときには、SKEのファンの皆さんが“ウワーーーーッ”って歓迎して下さる声が心に響いて、“あーーーー、嬉しい!!!”って思ったんです。

リハーサルで見ていた、あのSKEのメンバーたちと同じステージに上がれていることに感動したし、歌わせていただいた『RESET』という曲も、もともと自分がチームKのときに歌っていた曲だったので、それを違うチームで歌うことにも感動して…

――涙が流れてきちゃった?

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