共通化後の各社の絵文字デザイン(抜粋)

NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコムの携帯電話・PHS事業者6社は、5月以降、事業者間のキャリアメール、SMSでやり取りされる「絵文字」の数と種類を共通化すると発表した。

これまで、他社携帯電話宛に絵文字入りのキャリアメール、SMSを送信した場合、受信側の携帯電話では、異なる絵文字や文字が「〓」表示に置き換わって表示されてしまい、改善してほしいという要望が多く寄せられていた。例えば、ドコモの「ドア」の絵文字は、これまでau・ソフトバンクの携帯電話では「〓」表示に置き換わっていたが、共通化後は必ず「ドア」の絵文字が表示される。

ユーザーの要望に応えるために事業者間で検討した結果、各社のキャリアメール、SMSサービスの文字コードを「Unicode」に対応し、絵文字の数と種類を共通化することで、意図しない表示に置き換わることなく、絵文字入りのメッセージが送受信できるようにする。なお、対応端末などについては、各社から順次個別に案内する。

「Unicode」とは、世界で使われるすべての文字を共通の文字集合で利用できるように、符号化文字集合や文字符号化方式などを定めた文字コードの規格。日本の携帯電話で使用する絵文字も、文字の一つとして定めている。

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