(左から)「FUJIWARA」の原西孝幸、藤本敏史

“娘溺愛芸人”として知られるお笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史、原西孝幸が1日、都内で行われたサスペンス映画『プリズナーズ』の公開記念イベントに出席した。娘が失踪した事件の真犯人を自力で探り出そうとする父親の狂気を描く本作。「もし娘がいなくなったら、あれくらいの感情になるかも」(藤本)、「人間が一線を超えてしまう怖さを描いている」(原西)と主人公に共感していた。

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『灼熱の魂』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされたカナダ人監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴがハリウッド・デビューを飾った衝撃作。幼い少女とその友達が住宅街で忽然と姿を消すが、逮捕された誘拐容疑者は証拠不十分で釈放されてしまう。焦燥と怒りに駆られた少女の父親(ヒュー・ジャックマン)は、自力で事件を解決しようとモラルの一線を踏み越えていく。

「ストーリーが二転三転し、ラストがまったく予想できない。超ド級のサスペンス」(藤本)、「事件の内側と外側を同時進行で描いていて、観たことないタイプの作品」(原西)とそろって太鼓判。藤本は、妻でタレントの木下優樹菜と一緒に本作を鑑賞したといい「絶対に娘から目を離すのはやめようと話し合った」と話していた。

イベントでは、1歳9か月になる藤本の娘が描いたパパの似顔絵が紹介され、「そっくりやん。よく特徴を捉えている。額縁に入れて飾ろうかな。成長を感じる」としみじみ。また、原西の娘が幼稚園時代に作ったというマグカップもお披露目され「それまでコーヒーを飲む習慣はなかったが、これをもらってからは毎朝コーヒーを飲んでいる」と親バカぶりを見せていた。

『プリズナーズ』
5月3日(土) 新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼