『シンプル・シモン』(C)2010 Naive AB, Sonet Film AB, Scenkonst Vasternorrland AB, Dagsljus AB, Ljud & Bildmedi

「ぴあ」調査による2014年5月1日、2日、3日に公開されたぴあ映画初日満足度ランキングは、2011年のアカデミー外国語映画賞のスウェーデン代表に選ばれた『シンプル・シモン』がトップに輝いた。2位にケイト・ウィンスレットとジョシュ・ブローリンが共演したラブストーリー『とらわれて夏』が、3位に北川景子が主演した人気TVドラマの劇場版『悪夢ちゃん The 夢ovie』が入った。

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1位の『シンプル・シモン』は、アスペルガー症候群の主人公・シモンの世界をユーモラスに描いたラブコメディ。観客からは「北欧の生活スタイルが描かれていて新鮮に感じた。終盤では爆笑するシーンもあり、役者の演技もよかった」「アスペルガー症候群をポジティブに描いている点がよかった。ビビットな色の部屋など作品の雰囲気が可愛らしい」「アスペルガー症候群を本人の個性として描いている点がいい。コメディとして飽きさせない演出がよかった」「兄を助けようと奮闘する主人公の健気な姿に感動した」など、20代から60代までの観客から絶賛の声が寄せられた。

2位の『とらわれて夏』は、シングルマザーと思春期の少年が逃亡犯の男性に出会い体験した、運命の5日間を描いた感動のラブストーリー。出口調査では「泣きすぎた。人と人が互いに影響する力の大きさに感動した」「久しぶりに強く心を動かされる作品だった。5日間の中での女性の心の動きを一緒に追っていけるのが見どころ。お互いの思いが交わるところなどは女性としてすごく憧れる」「未来を思って生きる少年に対し、大人は過去を思って生きている。そんな傷を抱えて生きる大人を優しく包んでくれるような映画だった」など、40代から60代の男女から好評だった。

(本ランキングは、5月1日(木)、2日(金)、3日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)