ジェイソン・ライトマン監督の“新たな挑戦”が好評

2014.5.9 10:14配信
『とらわれて夏』(C)MMXIII Paramount Pictures Corporation and Frank's Pie Company LLC. All rights Reserved.

ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリンが出演する映画『とらわれて夏』が日本でも公開を開始し、好評を集めている。本作の監督を務めたのは、『JUNO/ジュノ』や『マイレージ、マイライフ』を手がけたジェイソン・ライトマン。新作を発表するたびに賞レースをにぎわす監督だが、彼は本作で“新たな領域”に踏み出し、高い評価を集めている。

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本作は田舎町で暮すシングルマザーのアデルとその息子ヘンリーが逃亡犯のフランクと出会い、強要されて彼をかくまう中で、次第に心を通わせていく過程を描いたドラマ。ジョイス・メイナードの同名小説を映画化した作品だが、ライトマン監督が小説を映画化するのはこれが初めてだ。彼はこれまでタバコ業界の内幕を描いた『サンキュー・スモーキング』や、年齢を重ねても“残念”なままの主人公を描いた『ヤング≒アダルト』など、シニカルな視点で登場人物の孤独を描いてきた。しかし、彼は「原作を読んですぐ気に入った」と振り返る。「女性が息子と行った店で脱獄犯と出会い自宅に連れ帰る。そして3人が家族になるんだ。これは観客の理解を超えている。だけど、最後には必ず彼らに共感するだろう。説明不可能な決断や複雑な欲望に興味を持ったんだ。だからこの本を映画化したんだよ」。

そこでライトマン監督は、これまで映画作りを共にしてきた信頼できるスタッフを集め、これまでの手法やテイストを封印して撮影に臨んだ。“説明不可能”な感情や決断を描くために必要なのは、劇中に登場する“情報”ではなく、俳優の“繊細な表現”だ。劇中ではオスカー女優のウィンスレットと、演技派として評価の高いブローリンが、平凡な女性と脱獄犯の恋愛劇を見事に演じており、アメリカでは映画完成直後から「ライトマン監督の最高傑作」「繊細で素晴らしいラブストーリー」という声があがった。

ちなみに日本でもライトマン監督の新たな挑戦は好評のようで、一般公開前に行われたモニター試写会では「キャラクターに共感できる」「ゆっくりと距離を縮めていく男女の感情がうまく表現されていた」「これまの監督にない感じだったけど、映像も美しくてひきこまれた」「スクリーンで観てよかった。じっくりと楽しめる映画だと思った」などの感想が集まっている。

『とらわれて夏』
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