若き逸材にベテラン、23名入りを目指す多士済々

南野拓実(セレッソ大阪) ©J.LEAGUE PHOTOS

若き逸材もサプライズ招集を狙う。セレッソ大阪の19歳・南野拓実である。昨季、Jリーグベストヤングプレーヤー賞に輝いたエース候補は、ドリブルでボールを前へ運ぶ推進力が武器だ。ウルグアイ代表FWフォルランに触発され、ゴール前での強引さも見せつつある。ただ、ACLでは2得点したものの、リーグ戦では未だにノーゴール。5月10日(土)・キンチョウスタジアムでのベガルタ仙台戦では、是が非でもゴールを決めたい。

さらに浦和レッズの原口元気やサンフレッチェ広島の佐藤寿人、柏の工藤壮人など、サプライズ招集を狙うFWたちがズラリ。前田遼一(ジュビロ磐田、J2リーグ戦第13節は5月11日(日)開催)や李忠成(浦和)といった、かつてザックジャパンに名を連ねたストライカーたちも滑り込みに向けて虎視眈々。

アタッカー陣だけではない。田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス)や中村憲剛(川崎)らベテランも最後まで諦めてはいないだろう。DFながら4ゴールをマークする塩谷司(広島)、卓越した攻撃センスを見せるボランチ・柴崎岳(鹿島)も楽しみな存在だ。

J1リーグ戦第13節は5月10日(土)キックオフ。ブラジル行きの切符を手に入れるため、そして何よりもチームを勝利へ導くために、選手たちが90分間にすべてをかける。最後のアピールは、ザッケローニ監督に届くのか?

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あおやま・おりま 1994年の中部支局入りから、ぴあひと筋の編集人生。その大半はスポーツを担当する。元旦のサッカー天皇杯決勝から大晦日の格闘技まで、「365日いつ何時いかなる現場へも行く」が信条だったが、ここ最近は「現場はぼちぼち」。趣味は読書とスーパー銭湯通いと深酒。映画のマイベストはスカーフェイス、小説のマイベストはプリズンホテルと嗜好はかなり偏っている。