第36回PFFプレ・イヴェント「ナイト トリップ in PFF」

9月に開催される映画祭「第36回PFF」のプレ・イベント「ナイト トリップ in PFF」が17日(土)から東京のテアトル新宿で開催される。会期中は過去に公開されて注目を集めた自主映画が多数上映され、監督による舞台あいさつも行われる。

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イベントでは、デジタル作品が全盛になった2000年以降の作品の中で、世界最大級の自主映画コンペティション“PFFアワード”に入選した13作品を連日、上映する。期間中には2013年度に準グランプリを獲得した『きみの信じる神様なんて本当にいるの?』の猪狩裕子監督、同年に『夜の法則』が審査員特別賞と日本ペンクラブ賞を受賞した山下洋助監督、同年エンタテインメント賞を受賞した『愛のはずみ』の佐藤悠玄監督、2012年に『Her Res ~出会いをめぐる三分間の試問3本立て~』が入選を果たした山戸結希監督が来場し、舞台あいさつを行う。

また、初日の17日(土)には1970~80年代に話題を集めた自主映画をオールナイトで上映する。当日は会場に8ミリ&16ミリ映写機が設置され、手塚眞監督『MOMENT』や長崎俊一監督の『ユキがロックを棄てた夏』など7作品を可能な限り当時のままのフィルムで上映。近年、フィルムで製作される自主映画は激減しており、“PFFアワード”でも2000年には180本も応募があったフィルム作品も、先ごろ応募を締め切った2014年度ではたった1本になっているという。16ミリだけでなく35ミリ映写機も撤去する劇場が増える中、可能な限りオリジナルの状態で作品が楽しめるイベントは貴重な機会になりそうだ。

第36回PFFプレ・イベント 「ナイト トリップ in PFF」
5月17日(土)から23日(金)までテアトル新宿にて開催

第36回PFFぴあフィルムフェスティバル
9月13日(土)から25日(木)まで
東京国立近代美術館フィルムセンター(東京・京橋)にて開催
(以降、名古屋・神戸・京都・福岡にて順次開催)

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