子育てしていると気になるお金の問題について、イクメンのファイナンシャルプランナーが教えます。

今回は一緒に買い物に来てくれない子どもに「服を自分で買わせて金銭教育」というお話。上手に親が導けば、生きた金銭教育として絶好の材料になります。 

 

大きくなってくると、子どもが一緒に買い物に行ってくれない! 

子どもが大きくなってくると、買い物に一緒につきあってくれなくなります。

小さい頃はお母さんについてきて、ちょっとしたご褒美のお菓子に喜んでいたものですが、小学校の高学年から中学生になる頃には、「お母さんひとりで行ってきたら」となってしまいます。

一緒に行く買い物も、2種類あります。

ひとつめの買い物は毎日の食事に関する買い物です。こちらは比較的つきあってくれることがあります。買い物しながらリクエストをすると自分の好きなおかずやおやつを買ってもらえる可能性があることを分かっているからでしょう。

この場合、ひとりで買い物に行かせてみるのもいい勉強になります。予算をちょっと上回るお金を渡し、おこづかいにしてあげると喜ぶでしょう。

うまくいかないもうひとつの買い物とは「服や下着」を買いに行く買い物です。特に男の子は、中学生になるあたりで、お母さんと一緒にイオン等に出かけて服を買ってもらうことを恥ずかしいと思うようになります。クラスメイトに見られてからかわれたりするのが恥ずかしいというわけです。

しかし、ぐんぐん大きくなる子どもに服を買わないわけにもいきません。いやがる子どもを引っ張って服を買ったりしますが、何かいい方法はないものでしょうか。