子どもに自分で買い物をさせてみる3つのステップ

ここで、金銭教育にもなり、子どももいやがらずに服を買う方法を考えてみます。

それは、子どもが自分で欲しい服を考え、自分で予算を考え、お会計まで自分でこなせるよう、親としてうまくリードする方法です。

大きく3つのステップで買い物を自分でさせてみてください。

 

ステップ1)
まず、子ども自身に「買いたい服」は何か考えさせます。リストを作らせるといいでしょう。

このとき、買いたいという希望だけでなく、買う必要があるかどうかも考えさせてみたいところです。

たとえば穴が開きかけの靴下がないかチェックさせ、買いたい服リストに記入させるようなアドバイスは親のほうからさりげなく行うといいでしょう。

ステップ2)
次に、子ども自身に「価格調査」をさせます。イオンやユニクロなどに出かけさせ、予算がいくらぐらい必要か検討させるのです。

親と一緒に買い物に行かない以上は、無制限に予算が出ることはありません。いくら必要か考えさせることは実際の服の価格の相場を知ることにもなり、絶好の金銭教育になります。

ファッションに興味がある子どもであればショッピングモールのブティックと、ユニクロ等の価格比較などもさせてみるといいでしょう。

ステップ3)
子ども自身に「服を買いに行く予算(と購入予定リスト)」を申告させます。

たいていの子どもは好き勝手にリストを作り、過剰な金額を申告してきます。ここは親の腕の見せ所で、「多すぎる予算でもなく、少なすぎる予算でもない」程度にうまく導く必要があります。

買い物リストと各項目の予算リストをチェックし、買うべきものを足したり、不要なものを削ったりしながら適正な予算を示します。最初は5000円くらいの予算でチャレンジさせ、徐々に金額をあげていくといいでしょう。

とはいえ、服を着るというのは実用一辺倒ではおもしろくありません。失敗したり時々しか着ないお気に入りもあっていいのです。ちょっと背伸びして買う服も少し認めてあげましょう。