子どもにはどのように見せるのがいい?

Children brother and sister watching TV in the evening

好きなDVDを見ていて、突然親から「時間だから消しなさい!」と言われると、「もうちょっと見たい!」と言いたくなるものです。

本当にちょうどいい所なんてこともあると思いますし、命令されたことに対する反発もあるかもしれません。

ですから、映像に関しては、時間を子ども自身に決めさせるようにするといいと思います。

・まず映像を見られる時間を平日なら一日2時間までと決めておく。

・その2時間は分けて使ってもまとめて使ってもいい。例えばYouTubeを4時半から5時、TVのアニメを5時から5時半、夕食の後、6時半から7時半までDVDを見るなど。

・時計を見やすい場所に置いて、終わらなければならない時間がわかるようにしておく。

・時計が読めない子には、「長い針がここまで来たら終わり」と印をつけたり、終わる時間を示した絵やおもちゃの時計を置いておく

・時間がきたら、自分で終了させる。

こうすると、そろそろ終わるという心の準備ができますし、時計の見方や時間の感覚を学ぶこともできます。

まとめ

子どもを観察していると、映像を見慣れている子どもは、一瞬にして映像から多くのことを読み取ります。

その能力に筆者は日々驚かされています。

おそらくこれからの社会は、映像による情報交換などがますます盛んになるでしょう。映像から情報を読み取る能力は、大きな強みになると考えています。

ですから、完全に禁止してしまうのではなく、上手に管理していくことが大切だと思います。実際は、親の要求であっても、子ども自身が決めていると思わせること。

命令されて終わるのではなく、子ども自身でキリをつけるということを習慣づけていきましょう。

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」