2014年の販売数量を100%としたときの比率推移

中古のゲーミングPC市場が盛り上がっている。ネット型リユース事業を手掛けるマーケットエンタープライズ(ME)のデータによると、ゲーミングPCの2017年中古消費量(販売量)は前年比約130%増と好調だった。その背景について、MEが分析結果を発表した。

一般的な中古PC市場の成長率が前年比約30%増なのに比べると、ゲーミングPCの成長は非常に顕著だ。販売価格についても、一般PCがほぼ横ばいで推移しているのに対し、ゲーミングPCは2014年と比べて10%上昇している。この状況について、MEの高野浩志リユースエバンジェリストは、「最先端機種よりも大幅に価格を抑えられるという理由から、ライトユーザーが入門機として購入していることが要因」と解説する。

周辺機器のリユース消費量も前年比50%増で伸長していることから、中古ゲーミングPCを購入するライトユーザーが周辺機器にも気を配っていることがわかる。高野リユースエバンジェリストは、「17年にゲーミングPCを購入したユーザーが後に周辺機器も買い揃えると予想されるため、18年には消費量がさらに増加するでしょう」とコメントする。

ゲーミングPCが活躍するシーンでもある、コンピュータゲームを使った競技「eスポーツ」は、2月に設立した代表団体によるプロライセンスの発行や、異業種からの参入など、多方面から注目を集めている。この盛り上がりを後押しする要素のひとつが、中古ゲーミングPC市場の飛躍的な成長だ。

「熱狂的なファンだけでなく、幅広い消費者がゲームをeスポーツとして楽しむ土壌が整いつつある。さらに、五輪競技化や高額賞金開催のための環境整備など、eスポーツ市場には追い風が吹きつつある。市場の活性化や産業化のためにはこのような取り組みは欠かせない。18年はまさに、eスポーツ元年になるのではないかと考えている」(高野リユースエバンジェリスト)。

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