左から、辻本祐樹、多田直人、池岡亮介 左から、辻本祐樹、多田直人、池岡亮介

幕末を舞台に、無名の若者たちが真実を求め葛藤する姿を描いた『TRUTH』は、キャラメルボックスの代表的な作品のひとつ。この作品が9年ぶりの再々演を果たす。それと同時期に上演されるのが『TRUTH』の登場人物のひとり、長谷川鏡吾の若き頃を描く『涙を数える』。今作に出演するキャラメルボックスの劇団員・多田直人と、客演の辻本祐樹、池岡亮介の3人に公演への想いを訊いた。

キャラメルボックス 公演情報

最初に出演の話を聞いたときの印象について3人はこう語る。「あのキャラメルボックスの客演と聞いた際は、「え、なんで!?」と驚きましたね。僕は最近、上川(隆也)さんとご一緒する機会が何度かあって、それにもご縁を感じました。憧れのキャラメルボックスに出演させて頂けますのは、大変嬉しいです」(辻本)。「キャラメルボックスの芝居は、同じD-BOYSの上鶴徹さんが出演していたのを拝見していますが、僕自身は客演が初めてなので、どんな顔して参加したらいいかわからないです(笑)。時代劇も、テレビ番組でコメディっぽいものをやったことはありますが、舞台では初めて。以前から憧れはあったので、すごくうれしいです」(池岡)。「僕は劇団のなかで時代劇にキャスティングされることが多い方ではなかったので、まさかチラシに自分が載ることになるとは(笑)。『TRUTH』という作品のエピソード0的なものをやるというプレッシャーと、キャラメルボックス夏の時代劇の真ん中に立たせてもらえるプレッシャーとで、責任感がけっこうのしかかっている状況ですね」(多田)。

公演への意気込みについてはそれぞれ次のようにコメントした。「キャラメルボックスファンのイメージをいい意味で壊せるような、楽しんでいただけるような作品づくりを稽古場でやって、本番で暴れたいと思います」(辻本)。「サンシャイン劇場という大きな舞台で時代劇をやらせていただけることにまずは感謝しています。最年少なので勉強させていただくことが多いと思いますが、「若い子がいたね」で終わらないよう、作品に溶け込めるように頑張ります」(池岡)。「昔は一人ひとりが国のことを思って熱かったんだろうな、これって必要だよなって思いました。真夏に舞台でしか体感できないような、客席で観ているお客様も熱気にあてられてしまうくらいの熱をもって臨みたいと思いますので、それをぜひ浴びに来ていただけたらと思います」(多田)。

なお、インタビューの全文はチケットぴあに掲載。

『涙を数える』は7月30日(水)から8月16日(土)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。同時上演の『TRUTH』は7月26日(土)から8月17日(日)まで同劇場にて上演。チケットは両公演とも5月17日(土)10:00より一般発売開始。なお、チケットぴあでは5月16日(金)18:00までインターネット先行・プリセールを実施中。